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宗教的理由による輸血拒否に関する基本的な考え方

宮崎大学医学部附属病院

  1. 本院では、患者さんの自己決定権を尊重する立場から、宗教的理由により輸血を拒否される患者さんには、医療上可能な限り無輸血での治療を行うよう努力します。
  2.  医療行為における輸血療法の必要性は患者さん一人一人により異なります。輸血を行わない場合のリスク、代替療法の有無などを、治療担当医とご相談ください。
  3. 無輸血での治療が困難な場合は、他の治療法への変更、あるいは転院をお願いさせていただくことがあります。
  4. 妊産婦、および15歳未満の患者さんに関しては、できる限り無輸血での治療を行いますが、救命のためなど医療上必要な場合には、輸血を行います。

※宮崎大学医学部附属病院では、「本院の基本方針」において、「1. 患者さん中心の良質な医療の実践」を掲げています。患者さんが信念に基づいて守ろうとする価値観や行為は、それが公共の福祉・公序良俗に反したり、他人の権利を侵害しない限り、医療上可能な範囲において、本院は患者さんのご希望を最大限に尊重いたします。

※妊産婦に関しても、患者さんの希望を最大限に尊重して、可能な限り無輸血での対応を行います。しかし、分娩には必ず出血が伴うこと、妊娠の経過中予期できない大量の出血をきたすことがあり得ること、母親のみならず胎児の生命にも影響を及ぼすという特性があるため、母体や胎児の生命に危険が及ぶと判断した場合は、輸血を行います。