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病院長挨拶

この度、令和3年10月に宮崎大学医学部附属病院の病院長を拝命しました。
宮崎県民のいのちと健康を守ると同時に、その責任の重さに身の引き締まる思いでございます。
宮崎県唯一の大学病院・特定機能病院として、県民の医療の最後の砦となるべく、県民の皆様の信頼と期待に応えるよう職員一丸となり努力する所存ですので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

宮崎大学医学部附属病院は、宮崎大学のスローガン「世界を視野に地域から始めよう」をもとに、大学病院の理念として、「診療、教育、研究を通して社会に貢献する。」ことを掲げています。

新型コロナウイルス感染症の猛威による世界的なパンデミックによって、日常生活における社会生活や経済活動などは歴史的大打撃を受けましたが、コロナ禍でも、この「診療・教育・研究」の3つの柱を達成することが大切であると感じてきました。そして、患者さんにとって、「安心」して受診できる環境整備を心掛けてまいりました。加えてこれまでどおり日常診療・教育・研究ならびにコロナ対策について産官学をあげて遂行し、県民の命と健康を守るとともに地域活性化、医療における地域貢献、地域で活躍する医療人の育成などが、これまで以上に必要となっています。「with コロナ/after コロナ」時代においても、大学病院の役割として時代のニーズに合った医療、地域貢献や社会貢献を実践し、県民の皆様の健康を支え、命を守る活動を病院の理念・5つの基本方針に則り推進していく所存です。その5つの基本方針は、1.患者さんとともに良質な医療の実践、2.地域の医療連携強化と最後の砦としての覚悟、3.先端医療の開発と提供、4.人間性豊かな医療人の育成、5.職場環境の整備です。

大学病院は、宮崎県の医学と医療の中核として、地域の基幹病院、診療所等から高度な管理を要する患者さんの受け入れ、地域診療の支援や大規模災害時の対応を、医師会・行政・医療福祉関連団体等と連携し、努めてまいりました。しかし、スムーズな実臨床には良質な若手医療人の育成も必要不可欠です。引き続き地域の診療所や病院で活躍する若手医療人に、温かい理解と、愛情のこもった叱咤激励をお願いいたします。

わたしたちは、大学病院の理念と基本方針の実践に努め、県民の皆様の期待に応え、信頼に沿うべく努力を続けていく所存ですので、宮崎大学医学部附属病院を今後ともよろしくお願い申し上げます。