顧問を務めている医学部管打楽器部の定期演奏会が12月10日(日)清武文化会館(半九ホール)で開催されます。
医学の勉強をしながら音楽に取り組んでいる、キラキラした医学部生たちの40名を超える迫力の舞台です。12月の日曜日、イルミネーションの綺麗な清武文化会館に皆さんも是非お立ち寄りください!(渡邉)
カテゴリー: お知らせ
AHA2023 @フィラデルフィア
AHA(American Heart Association)の年次学術学会に参加しました。
久しぶりのAHA、さすがワールドトップの貫禄で、コロナ前と変わらぬ賑わいででした。所属する委員会やCirculation: Cardiovascular Imagingの編集会議では海外の仲間と直接会う喜びを感じ、やはりメールやweb会議とは全く違う実りを実感します。アメリカの若手循環器医との新しい出会いもあり、いいコミュニケーションができました。また登壇者に女性が多く、人種も様々で、「多様性」の醸し出す活気を肌で感じた学術集会でした。
教室の博士課程大学院・木村俊之先生は、マイトラクリップ術後の僧帽弁形態3次元解析の発表をしました。沢山の聴衆の前で堂々と発表し、内容に興味を持ってもらえたようです。国際的な舞台で自由にディスカッションできることが、学術集会の醍醐味です。引き続き頑張りましょう。

教室では、分子細胞生物学を用いた循環器基礎臨床融合研究にも取り組んでいます。引き続き学術面で国際的に発信できるよう、チームで頑張って行きます。
(渡邉)
研究者育成コース発表会
11月13日に宮崎大学医学部研究者育成コースに所属している学生の研究発表会が開催され、当教室からは3名の学生が発表に臨みました。堂々とした発表、お疲れ様でした!
日々の授業と並行して実験に取り組んでいるため、発表直前まで実験を繰り返していましたね。聞いてくださった方からの鋭い質問んもとても勉強になりましたし、他教室の学生の発表を聞いて、良い刺激にもなったのではないでしょうか。来年に向けてデータを重ねて、さらに内容の濃い研究にしていきましょう!
県主催イベントKarada Good Miyazakiフェスタ 2023にブース出展・ステージ出演しました!
11月5日(日)に開催されたKarada Good Miyazakiフェスタ2023にみやざき健康キャラバン隊として参加しました。
ブースでは、心電図モニターでの脈拍チェック、ロコモ度チェック、ロコボット体験を行いました。お子さんから年配の方まで、予想を上回る多くの方にご来場いただき健康チェック体験のどの時間帯も満員で、大盛況!ありがとうございます。
心房細動ゼロ‼作戦ステージは、お客さんを巻き込んでの楽しいひと時でした♪
当日の詳しい様子はキャラバン隊HPに掲載してています。ぜひご覧ください。
【心電図チェック】![]() |
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渡邉教授、海北教授、武谷教授、山下教授、井手口先生と検査技師さんチーム 心電図、自己検脈、医師相談を行いました。 脈は心臓からのモールス信号!こまめな自己検脈とたまにの心電図検査をぜひ続けてほしいと思います。 |
【ロコモ度チェック】![]() |
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田島先生、ロコモスタッフチーム 立ち上がりテスト、ツーステップテストを行いました。 いつもウォーキングをしていらっしゃる方やお子さんでも30㎝の高さ(ダイニングの椅子の高さがだいたい40㎝)から立ち上がれないなどの様子も見られ、自身の身体を知っていただくきっかけになったかと思います。 |
【ロコボット体験】![]() |
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工学部学生チーム(山子先生教室) 体重移動に合わせてボール型のロボットを動かす宮崎大学工学部で開発された素晴らしい器械です。簡単だけど難しい!楽しみながら普段意識しない筋肉を鍛えます。 |
【心房細動ゼロ‼作戦ステージ】![]() ![]() |
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「心リハ♡みやざき」チーム&宮大チームが、歌・リズム・そしてパネルを使ったダイナミックなステージで、心房細動とは?どうやってわかるの?をわかりやすく説明。江南病院の渡邊玲子先生と渡邉教授との息の合った掛け合いもありました。きっと見てくださった方の頭に『心房細動』の文字がくっきりと残ったことでしょう。 パワーリフティング日本代表の伊東優太選手による『マッチョ体操』も見ごたえ抜群でしたね。 |
キャラバン隊を結成して、初の大がかりイベント参戦だったため、準備が大変でしたが、このような機会を持つことができ、本当にありがたかったです。来年はさらに充実した内容でブース出展ができるよう、今から準備をしていきたいと思います。
Karada Good Miyazakiフェスタは、「食」と「健康」をテーマに宮崎県が毎年JAアズムで開催しているイベントです。今年から新たに「環境保護」に関する取組みの紹介も始まりました。県内の多くの企業や団体が出展し、子供から大人まで楽しめるブースやイベントが盛りだくさんで毎年たくさんの県民の皆さんが来場します。
研究室配属の様子
宮崎大学医学部では、3年生の学生が1か月間各研究室で研究を行う「研究室配属」に取り組んでいます。今年は、2名の学生が当教室の一員として頑張ってくれています。
自分たちで結果を出し、まとめたものを発表するので、盛りだくさんの毎日です。2週間が経った今は、器具の扱いや実験にも慣れてきました。真剣に取り組む姿がかっこいいです↓↓
あと2週間!せっかくこのラボに来てくれたので、研究への取り組みや考え方についてはもちろんですが、研究室の大学院生とたくさん話して、自分たちの視野が広がる1か月になったら良いなと思います。
11/25 (土) 超音波診断講習会(循環器)@OKINAWAのご案内
超音波診断講習会を九州沖縄で!
今回当番世話人として企画する際に、講習会を地方でも行えないかと提案したところ、沖縄で開催することが決まりました!
今回は久しぶりの会場開催(後日オンデマンド配信あり)ということで、診断の基本にちょっとプラスした、『明日からできる、一歩進んだ心エコー:スキルアップ講習会』というテーマにしました。初心者の皆さんも、ベテランの皆さんも、改めてクオリティの高い日常検査を目指して楽しく診断力アップできる、半日のプログラムです。
・ハートチームカンファレンスで求められる術前心エコー:tips and tricks
・イラストで見る心臓の構造:心エコースキルアップのための解剖知識
・日常検査に+α (講演、ライブデモ、Q&A)
と盛りだくさんの内容となっています。
「明日からできる、」のタイトル通り、実践的なトピックをリストアップし、現場で活躍されている先生方からのリアリティあふれる講演が期待されます。また、現地では、実機を用いたライブデモや沖縄地区の先生方の司会で参加者を巻き込んでのQ&Aコーナーも。
2023. 11. 25 (土) 13:00-18:15 沖縄コンベンションセンターへぜひお越しください!
宮崎日日新聞にキャラバン隊の活動が掲載されました!
9月12日(火)発刊の宮崎日日新聞に「宮崎の『かくれ心房細動』ゼロ!!作戦」の記事が掲載されました。
「かくれ心房細動」発見と予防、自己検脈の習慣化を呼びかけるとともに健診での「モニター心電図」導入の為の取り組みなどキャラバン隊の活動を紹介いただいています。
9ページ目の「くらし(医療・健康)」に掲載されていますので宮日新聞がお手元にある方は是非チェックしてみてください!
掲載記事はキャラバン隊のホームページの以下urlから全文読むことができます!
http://www.med.miyazaki-u.ac.jp/home/genki-project/archives/861
ESC@アムステルダム
先週、European Society of Cardiology (ESC) Congressに参加しました。会場入り口からESCの大きなロゴがお出迎え。数年ぶりに海外の学会に現地参加したため、会場のあちこちで懐かしい仲間にも会うことができました。
Cutting-edge echocardiography for diagnosis, tissue characterisation and therapy のセッションでは座長として登壇。若手研究者による基礎臨床をまたいだTranslational studyの発表で、とても興味深いディスカッションになりました。
また、Diagnostic and prognostic challenges in valvular heart disease のセッションでは、invited speakerとして感染性心内膜炎に対する弁形成術について、心エコーでの術前術中診断の役割や、自己心膜を用いた形成術について講演しました。古川教授の手術ビデオやパイオニアである岡田行功先生にいただいたデータを国際的な舞台で紹介できて、いい機会となりました。最終日まで会場満席、活気あふれる会でした。
しっかりお役目を果たし、とんぼ返り。忙しい日々が続きますが、今回の学会で得た良い刺激を持ち帰り、宮崎に良い風を送り込みたいと思います!
2023年7月29日(土)開催のえれこっちゃみやざきに参加しました!

2023年7月29日(土)開催されたえれこっちゃみやざきに、渡邉望教授が代表を務める「みやざき健康キャラバン隊」と「心リハ♡みやざき」が共同で参加しました!
循環動態生理学分野教室メンバーもお手伝いに来てくれました!
当日は天気にも恵まれ、まさにおまつり日和の快晴でした。
「心リハ♡みやざき」は音楽や劇を通して心臓病の予防・治療、心肺蘇生などの周知活動を行っています。
今回開催のステージショーも宮崎県内で活躍するミュージシャンである一木彩也香さんの歌から盛大に始まりました。
さらに「心リハ♡みやざき」代表の渡邊玲子先生(江南病院)のパワフルなMCが会場を盛り上げていきます。
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ミュージシャンの一木彩也香さん -
会場の様子
心臓の安静な脈と不整脈のリズムの違いをドラムで演奏しつつ、手拍子や足踏み、歌と一緒に会場の皆さんとひとつになって教えることが出来ました。
クイズの時間では会場の皆さんが積極的に手をあげて参加されていたのが印象的です。

心房細動のコーナーではキャラバン隊隊長の渡邉望先生の出番です。
寸劇を交えつつフリップを使い心房細動のことをわかりやすく解説しました。
自己検脈の方法についても替え歌で紹介しつつ、実際に会場の皆さんがマスターしていくのを目にすることが出来、嬉しく思います。
音楽に合わせて楽しく心臓と心房細動について学ぶことができる、とても充実した時間でした♪
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暑い中会場にお越しくださった皆さん、「心リハ♡みやざき」チームの皆さん、お手伝いに来てくれた皆さん、ありがとうございます!

今回会場で使用したチラシデータなどはこちらからダウンロードできます!
池野文昭先生(スタンフォード大学主任研究員)のご講演と人との繋がり
宮崎大学医学研究者育成コースセミナーに池野文昭先生(スタンフォード大学主任研究員)をお招きし、『今だから言える、日本を離れて23年、日本の若き医療人に伝えたいこと』のタイトルでご講演いただきました。
いきなり豚骨ラーメンの写真で意表をつかれましたが、
1時間を超える講演があっという間に感じるほど、勢いと希望に満ちた講演でした。そして、今日この場にいた学生さんたちはなんて幸運なんだろう、と思いました。きっと、これからの人生の歩みに大きな影響を与えたことと思います。
Hondaの創業者本田宗一郎さんがいかにして小さなベンチャーを世界トップの自動車メーカーに築き上げたか・・人が気づかない事に気づいて実行する。企業と学術と、大切なことは同じだと思わされました。
スタンフォード大学は、私の育った川崎医科大学循環器内科と深い関わりがあるので、私の仲間との接点はあるだろうと思って初めてお会いしたつもりが、なんと、「先生のことは昔から知ってましたよ。何度か学会でも会ってるし、いつかのAHAで通りすがりに(チビの)先生がポスターはがすの苦労していて、手伝ったことあるし!!」
と、ビックリのエピソードが・・・。少し後輩の私ですが、講演に出てきた1998年から、2000年代に行き来のあるラボ同士で冠循環の仕事をしていたので、多くのニアミス?があったようで、なんだか不思議なご縁に嬉しくなりました。
「差ではなく違いで勝負する」
「先々を考えすぎず、まず歩き出して、あとは歩きながら考える」
この言葉に共感し、そして新たな勇気をもらいました。
自分の本業である医療や学術以外に、宮崎県の健康寿命延伸プロジェクトに大きなエネルギーを使っています。それも、何よりも大切な事だし、人を巻き込んで世の中を変えていく、誇れることをやっているよ、と大きく背中を押された一日でした。
池野先生とまたお会いできる日が楽しみです!
ますますのご活躍を!!
(渡邉)