日本循環器学会九州地方会in宮崎:6月27日 台風を吹っ飛ばして開催!

台風7号宮崎直撃の予報で大会長の海北教授が日々天気図とにらめっこされていましたが、その願いが通じ当日は台風の気配もなく、懸念された沖縄組も到着され、九州地方会が予定通り開催されました。充実したプログラムで盛会となり、海北先生の安堵されたお顔を見てとても嬉しい一日でした。

循環動態生理学分野に国費留学生として留学中の博士課程4年Rizkiさん(インドネシア)とSowmiyaさん(インド)がそれぞれYIAファイナリスト、女性研究者賞ファイナリストとして臨床的疑問に基づいた分子細胞生物学的基礎研究の論文を英語で堂々と口頭発表しました。Sowmiyaさんは見事銀賞に輝き、教室としても大きな喜びです。大学院最終学年を飾るふたりの発表は教室の目指す基礎臨床融合研究の成果であり、感慨深いものでした。

座長を務めた教育講演では、榊原記念病院小児心臓外科の高橋幸宏先生からROSS手術について私たちにもわかりやすく、そして小さな命を沢山救ってこられた先生ならではのお話をいただきました。

また今回はダイバーシティ講演担当として「循環器キャリアパスリレートーク」というユニークなセッションを企画しました。若手中堅からベテランまで、循環器というエリアでつながる、異なる専門の医師による10分×8人(基礎→臨床→小児→外科→病理→リハビリ→クリニック→統計)のリレートーク。研修医や学部学生たちはもちろん、私たちの年代にとっても魅力的で新しい発見のある、あっという間の90分でした。

それぞれ違う道を歩んできたようで、皆一貫して「人との出会い」と、「若い時に何かに夢中になること」「得意技を持つこと」をの大切さを伝えておられたのが印象的でした。循環器の森の仲間たちと、世代も専門分野も超えてつながっていることの喜びを感じたセッションでした。 宮崎に来ていただき、ありがとうございました!
(渡邉)

 

女性研究者奨励賞銀賞受賞したSowmiyaさんの授賞式を祝って みんなで撮影
演題:Secoisolariciresinol diglucoside mitigates muscarinic-driven NLRP3 activation in cardiomyocytes

医学部音楽祭

6月13日に、清武半九ホールで医学部音楽祭が開催されました。学生、教職員の他ご家族や地域住民の皆さんなど大きなホールいっぱいの観客の前で、医学部の学生が色々なジャンルの音楽を奏で、青春ほとばしる、輝くステージとなりました♬

私が顧問を務める管打楽器部は新入生も一緒にリズムの良い迫力ある演奏でした。今年は、音楽祭史上初の、管打楽器部と室内楽部の垣根を超えたオーケストラが結成され、大迫力の威風堂々の演奏が会場を圧倒しました。私はクラシック音楽が好きで学生オーケストラができたら良いなと思っていたのでとても嬉しく、慣習に囚われず挑戦した学生たちに心からの拍手を送りました。学生の望みを実現させてくださった指導者の先生方に、感謝申し上げます。


<管打楽器部の演奏>


<オーケストラ演奏>

私は今年もフィナーレの合唱部で学生と一緒にソプラノを歌いました。今年は合唱経験のある男子学生が増えて、学祭実行委員も加わり総勢40名を超える合唱となりました。日々の業務の中で学生の部活に顔を出すのは時間的体力的に厳しい事ですが、彼らの青春に混じって過ごすのは、大学の教員としては楽しく幸せなことです。
企画運営全て学生自身で行うこれらの行事は、医師や看護師になって社会に出た後もずっと思い出となり力となることでしょう。
これからも宮崎大学医学部への応援、ご支援お願い致します♪
(渡邉)

<合唱部の学生と一緒に♪>

<合唱部のみなさん 撮影:渡邉>

日本超音波医学会学術集会@東京フォーラム

5月29日-31日、東京フォーラムで第99回日本超音波医学会学術集会が開催されました。委員長を務めるキャリアシティ・ダイバーシティ推進委員会セッションとして、領域の違う若手医師チーム、Early Career部会企画の「領域横断エコリンピック」が第3回を迎え、10名の候補者が自慢の症例をインパクトのあるエコー画像と共に5分間でプレゼンテーションしました。それぞれが印象深く学びも大きい発表で、活発な討議もあり、あっという間の楽しく充実した90分でした。宮崎大学の内田暁子先生が元気いっぱいの発表で見事金メダルを獲得し、やる気倍増の笑顔での受賞式でした。

座長を務めた循環器の性差医療を考えるセッションでは、弁膜症など心臓病の男女差や循環器病の女性の妊娠出産など様々な視点で学ぶ貴重な機会となりました。

ポスター発表も活発で、たくさん質問も出て、改めて学会で全国の仲間と学び合う喜びを感じました。10月17日には、沖縄で九州地方会が開催されます。九州地方会オリジナルのピンバッヂコレクションの沖縄デザインをゲットしに、是非沖縄においでください!
(渡邉)

日本超音波医学会のHP『Early Career部会「第3回 領域横断エコリンピック2026」開催報告』に受賞者の声が掲載されています。ぜひご覧ください。

https://www.jsum.or.jp/ulpath/event/echo2026houkoku/

第37回心エコー図学会学術集会に参加しました

4月24日~26日、第37回心エコー図学会学術集会が開催されました。

奈良公園の歴史ある施設や自然に囲まれた会場で、到着までに大勢の鹿の間を通り抜けて(足元注意!)いくような特別な空間でした。
私は司会や講演など様々な役目がありましたが、Editorを務めるAHA journalのCirculation Cardiovascular Imagingの編集長Dr. Groplerを迎えたセッションを今年も開催することができ、一流の学術誌に掲載される研究論文を書くためのヒントを、若手研究者と共に語る、実りある時間となりました。
宮崎大学からも若手医師・検査技師が研究発表や症例発表を行い、しっかりと勉強し、はきはきと発表する姿が頼もしかったです。小児循環器の山下先生はYIAのファイナリストとしてステージに立ち、アメリカ心エコー学会の雑誌Journal of American Journal of Echocardiographyに採択された研究論文の内容を堂々と発表・質疑しました。検査技師の田中さんは、今年の画像選手権で銀賞に輝き、画像がスクリーンに映し出されると会場が「おお~っ」と沸き立っていました。インパクトのある画像から、その背景にある疾患についての知識を学び共有するいい機会となりました。
学会では、出会った症例をひとつひとつ丁寧に調べ発表したり、自分たちの研究成果を公表することで多くを学び、また他施設のスペシャリストと共に考えることができ、次に出会う患者さんのために自分を成長させることができます。
日々の診療の先に研究があり、研究がまた明日の診療のスキルアップにつながります。また来年に向けてチームで頑張っていこうと思った古都の春でした。
(渡邉)

 

 

卒業式が行われました

2026年3月23日 宮崎大学の卒業式がシーガイアにて挙行されました。
学部学生、修士、博士課程の学生まで一堂に揃ってお執り行われる式は喜びにあふれており、素晴らしい天気にも恵まれて素敵な式となりました。

式の後の懇親会では、関わった学生と思い出を話すことができ、みなさんの4月からの活躍に期待するばかりです。I wish all the best in your future!


弓道部の卒業生と
管打楽器の卒業生と

第90回日本循環器学会学術集会に参加しました

3月20日~22日にJCS2026:第90回日本循環器学会学術集会が福岡で開催されました。

学会は若手医師や大学院生の基礎研究・臨床研究の成果を発表する大切な場であり、同じ分野で研究している参加者と学術交流できるのも大きな魅力です。
みやざき健康キャラバン隊として力を入れている宮崎県の健康データ解析の結果の発表もあり、引き続き県の健康増進に役立つ成果を出していきたいところです。

私はAHAのInternational Commiteeの活動として今年もJCSとのコラボ事業にかかわりました。CEOのNancy BrownはじめAHAのリーダーシップが毎年来日し、JCSのメンバーと交流を深める良い機会です。また、AHA-JCS Joint Sessionにspeakerとして参加し、precision medicineをテーマとした充実したセッションとなりました。

心エコー図学会の教育委員会として毎年企画している若手医師向けのハンズオンセミナーも盛況でした。

今年度の集大成としての学会を終え、気持ち新たに臨床・学術研究・教育・地域貢献など様々な方面で皆で力を合わせ、令和8年度を迎えます。
ご支援・応援いただいている皆様ありがとうございます。今年もよろしくお願いいたします。(渡邉)

【宮崎県民一斉検脈月間】ニシタチとの取り組みについて記者会見を行いました

3月9日【脈(みゃく)の日】に合わせて、3月1日~3月31日を『宮崎県民一斉検脈月間』とし、宮崎県全体を巻き込み、脈のセルフチェック“自己検脈”を呼びかける活動について、渡邉望教授・海北功一教授(循環器・腎臓内科)・齋藤友亮氏(ニシタチまちづくり協同組合理事長)が記者会見を行いました。

この取り組みは、県や各市町村、企業へのチラシ掲示による呼びかけも行なう他、宮崎の繁華街ニシタチのお店約1200店舗が全面的に協力し、飲食店に来店したお客様への積極的な啓発活動を行うという、ユニークで全国的に初めての取り組みです。(宮崎日日新聞に掲載された記事はこちら

また、3月9日【脈(みゃく)の日】当日には、駅前での呼びかけも行ないました。

※記者会見の様子と宮崎県民一斉検脈月間の取り組みについて宮大NEWSで配信しています。

【3月宮崎県民一斉検脈月間】宮崎駅やFM宮崎、県庁、ニシタチなどで啓発活動を実施

3月9日は脈の日、3月9日から15日は心房細動週間です。
宮崎大学みやざき健康キャラバン隊は脈の日にちなんで3月を「
宮崎県民一斉検脈月間」として「自己検脈」の啓発活動に取り組んでいます。

脈の日の当日は、JOYFMハイブリットモーニングで渡邉教授が自己検脈について呼びかけたほか、キャラバン隊メンバーがアミュ広場と宮崎駅内で自己検脈の啓発でチラシ配布を行いました。行きかう県民の皆様に声をかけ、日頃から自分の脈をチェックし不整脈にいち早く気づくことで心房細動が原因の脳卒中は防げることを周知しました。

県庁や市町村、様々な企業そしてニシタチの飲食街で「宮崎県民一斉検脈月間」の啓発ポスターをお見掛けすると思います。
宮崎県民一斉検脈月間のポスター掲示をいただける企業・団体様は随時募集中です。是非以下のポスターをご自由にダウンロードいただき掲示ください!※加工・改変してのご利用はお控えください。

 

また、県庁やニシタチでも血液の色「赤色」のライトアップに取り組んでくださっています。ライトアップにご協力いただける施設の皆様は是非赤色に点灯して心房細動の啓発にご協力ください!



県庁:3月9日から3月15日

ニシタチミュージアム:3月22日まで

皆さんも「自己検脈」のやり方を覚えてご家族と一緒に脳卒中予防に取り組みましょう!

博士論文審査会

先日、山下尚人先生の博士論文審査会が行われました。
山下尚人先生は、川崎病の初期診断に経胸壁心エコー検査が利用できるのではないかと、定量的測定について研究を進めていました。今回、この研究を論文にまとめ、博士論文審査会に臨みました。

審査会では、多くの方に聴講いただき、また、たくさんの質問をいただきました。ありがとうございます。いただいた質問を活かして今後も良い研究を続けていきましょう。

山下先生の研究論文「Mid-Coronary Artery Wall Echogenicity Can Contribute to the Initial Diagnosis of Kawasaki Disease: Quantitative Measurements by Transthoracic Echocardiography」は、アメリカの雑誌『J Am Soc Echocardiogr.』に掲載されています。

第23回実地医家のための心エコー図勉強会を開催しました

昨年に引き続き、自治医科大学卒業生の先生方を対象としたハンズオンセミナーを11月29日に開催しました。
遠くは高千穂・椎葉・美郷町など県内各地で研鑽を積まれている先生方と多くの研修医の先生方が参加され、皆さんにプローブを握ってもらい、心エコー専門技師と共に直接心エコー図検査を実践してもらう事が出来ました。高機能ハイエンド機器と最新ポータブル機器それぞれの装置の特徴と臨床での活用法も体験していただき、質問も沢山でて時間延長して熱量の高い、賑やかな時間でした。宮崎大学附属病院循環器内科の医師と実際の疾患に出会ったときのスクリーニングとその後の診断や治療についてもざっくばらんなお話しもできて、とても有意義な時間でした。

宮崎のへき地医療を担い、いずれ県内各地でリーダーとなっていく先生方と共に学ぶ機会はとても貴重で、私も元気をもらいました。
みやざき健康キャラバン隊の活動である「宮崎のかくれ心房細動ゼロ‼作戦」や、歩数増加啓発ソング 「あるこうや」 も紹介し、県内各地で活躍する先生方との連携につながる機会ともなりました。宮崎の元気のために、これからも一緒に勉強を続けていきたいと思います。(渡邉)