第20回実地医家のための心エコー図勉強会in県北エリア

宮崎にしては厳しい寒さの続く1月、県北エリアで初めてのハンズオン付き勉強会を開催しました。県立延岡病院の山本先生、のべおか中央クリニックの戸井田先生の進行で、宮崎大学循環器腎臓内科田中浩喜先生から肺高血圧の診断と治療について講義をしていただいた後、ハイエンド装置を使ったハンズオン実習を行いました。ハートセンターの田中美与技師も指導に当たり、県北エリアから集まって下さった医師・技師・看護師の皆さんと楽しくハンズオン講習を行いました。皆さんとても熱心で時間が足りず、今度また改めて県北地区でのハンズオンを企画しましょう!ということになりました。
肺高血圧は心疾患・肺疾患の他全身疾患の重要なサインであり、早期発見により多くの患者さんの早期治療につなげることができます。循環器専門以外の先生方やメディカルスタッフの皆さんに、心エコー図検査での簡単なスクリーニングを体験していただけたらと思っています。県内各地で開催していますので、皆さんとまた現地でお会いできるのを楽しみにしています。(渡邉)

九州沖縄循環器画像診断アカデミー エリア勉強会in沖縄

12月11日に琉球大学を訪問し、心エコー室での実技・症例検討の他、講義やディスカッションと盛りだくさんの勉強会を行いました。心エコーラボの皆さんはとても熱心で、循環器内科・心臓血管外科の先生方との連携で日々忙しく活躍されています。興味深い症例を沢山見せていただき、一緒に読影して診断を考えたり、手術所見と照らし合わせて振り返ったりと、充実した一日でした。琉球大学は循環器内科楠瀬先生・當間先生、心臓血管外科古川先生がチームを牽引され、1月の新病院移転に向けて準備が進んでいるようです。

今回、今年10月に福岡で開催された第34回日本超音波医学会九州地方会学術集会でImages of the Year Award for Sonographers最優秀賞を受賞した超音波センター技師高橋さんに直接盾を届けて表彰式をすることもできました。九州沖縄各県のアクティビティが上がり、お互いの繋がりも深くなってきているのを感じます。ひきつづき各地区の交流を通して高めあえるように、皆で頑張って行きましょう。沖縄の皆さんありがとうございました。

☆宮崎大学医学部管打楽器部 定期演奏会☆

顧問を務める管打楽器部の定期演奏会。40名以上の部員による迫力の演奏会は毎年の楽しみです。いつもながらに、皆で心を合わせて懸命に演奏する医学部生の輝きに元気をもらい、医学部の勉強と両立して青春を謳歌している姿に胸が熱くなります。今年は清武半九ホールが改修中のため大学の体育館で開催されました。床に大きなシートを敷きつめてストーブを集めいつもと違う準備の大変さもあったようですが、観客とステージが近く、アットホームな雰囲気の素敵なクリスマス演奏会でした。私にとっては入学式・卒業式・すずかけ祭など医学部時代の思い出が詰まった母校の体育館です。この日が彼らにとっての思い出の一ページになったことも嬉しく思いました。ご指導いただいている河口安伯先生、部員の皆さんありがとうございました!(渡邉)

宮崎大学医学部弓道部冬射会

宮崎医科大学卒業時の卒射会から実に28年ぶりに母校弓道部の射会に参加しました。懐かしい青春の弓道場で、袴姿で学生チームに交じっての交流試合。高校・大学と使っていた弓矢と弓掛を引っ張り出し、あまりに久しぶりで大丈夫か心配もありましたが、案の定3立目で筋力の限界に・・急遽軽い弓を借りて最後まで射ることができました。1年生の活躍のお陰でチームは優勝!医学部生時代には九山で個人・団体優勝・最多的中賞・最優秀射技賞の4タイトル、西医体準優勝と輝かしい!成績を収めた私(人生一番の自慢・・)。教官・顧問として同じ場所に戻り、いつの時代も変わらぬ元気な学生と共に過ごせることを、嬉しく思います。医師・看護師をめざす医学部生たちは、キャンパスで勉強だけでなく多くの活動を通して成長しています。未来を担う医療者となる彼らがこのネット社会の今、「一所懸命」弓の道を究めようとしている姿に、元気をもらった冬の一日でした。(渡邉)



2024.12

1996.03 6年生最後の卒業射会


1995.07 塩月監督や同門の先輩方と

第7回九州沖縄循環器画像診断アカデミー+井戸端会議室スペシャルハイブリッド座談会を開催しました

11月29日に開催された九州沖縄循環器画像診断アカデミーでは、筑波大学循環器内科教授に就任された石津智子先生をゲストにお迎えし、先天性心疾患:トランジット問題を考える というテーマで、石津先生より診療ガイドラインや小児科と成人循環器との協働体制、さらには近年注目の右心機能の研究まで幅広いお話をいただきました。近い将来に成人複雑先天性心疾患の患者数が激増すること、私たち成人循環器の専門医がしっかりと向き合い備えて行くべきである、そして、日ごろから小児循環器と近い距離でお互い学び教え合う関係が大切である、というメッセージが、参加した皆に大きなインパクトを与えました。
続く井戸端会議室では宮崎会場に集合した九州沖縄各県の世話人の先生方のそれぞれの県や施設の事情を踏まえたコメントや質問で盛り上がり、石津先生や小児循環器医の先生方と、本音を交えた意見交換をすることができました。心エコーラボで様々な特殊な疾患を正しくスクリーニング・診断するために、得意技をもつ「仲間」を作り、専門領域を超えて学び合う事の大切さ、そのことによりチーム力を上げて行けることを胸に、話し足りないまま会を終えました。

WEBで参加してくださった世話人の先生方、多くのサテライト会場や個人視聴くださった皆さまとつながり、また一歩進んだ一日となりました。

次回も、日々の診療の力となる企画を進めたいと思いますので、どうぞお楽しみに!

参加いただいた皆さまありがとうございました。(渡邉)

11月29日開催 第7回九州沖縄画像診断アカデミーのご案内

11月29日(水)18:00~Zoomにて第6回九州沖縄画像診断アカデミーを開催します!
今回は石津智子先生をゲストにお迎えし、先天性心疾患のテーマでご講演いただきます。引き続く井戸端会議室では小児循環器の先生も交えてトランジット問題など、普段思っていることや困っていることをディスカッションしたいと思っています。

九州沖縄地区の医師・検査技師その他メディカルスタッフのみなさん、ぜひウェビナー登録をしていただき、ご参加ください‼ アカデミー後は恒例の井戸端会議室も予定しています♪
参加登録は下記担当者までご連絡ください。

※この会は、九州沖縄各県の大学や基幹病院で診断医として活躍されている先生方がつながりを深め、更にそこから各県・各地域内の病院・クリニックを含めた診断医・検査技師がつながり、共に高めあえるためのネットワークづくりを目指しています。
↓画像クリックで詳細をご確認ください。

永年勤続者として表彰されました

当教室の助教Radha Madhyastha先生が、宮崎大学における20年勤務を表彰されました!
Radha先生はインドの大学を卒業後、国費留学生として宮崎大学医学部において博士号を取得、その後も宮崎大学の教員として研究や教育に勤しんできました。長い期間ありがとうございます。そして、これからもよろしくお願いいたします!教室員一同お祝い申し上げます。

宮崎生協病院健康まつりに健康キャラバン隊として参加しました!

11月10日(日)に開催された宮崎生協病院健康まつりにキャラバン隊が参加し心電図モニターチェックを実施しました!
宮崎生協病院健康まつりは宮崎生協病院が主催で毎年開催している地域向けの祭りです。
キャラバン隊が少しずつみなさんに認識されてきたことを嬉しく感じます。
当日は生協病院の医師や看護師さんも手伝ってくださいました。
お誘いくださった生協病院の皆様、足を運んでくださった地域の皆様、ありがとうございました!

詳しくは宮崎大学みやざき健康キャラバン隊HPへ♪

 

Karada Good Miyazakiフェスタ2024にキャラバン隊が参加しました!

11月3日(日)開催のKarada Good Miyazakiフェスタ2024にみやざき健康キャラバン隊が参加しました。昨年に引き続き2回目の参加です!

Karada Good Miyazakiフェスタは、社会環境の変化やライフスタイルの多様化が進む中、改めて「食」と「健康」、そして「環境」を見つめ直してもらうきっかけとなるよう、宮崎県が毎年開催しているイベント。県内の多くの企業や団体が出展し、子供から大人まで楽しめるブースやイベントが盛りだくさんです。

みやざき健康キャラバン隊は、健康チェック体験とステージショーで参加♪
健康チェック体験では、腕につけた電極で簡単に心電図が測れる「心電図モニターチェック」、ロコモ度を測定する「ロコモ度チェック」やボール型のロボットを重心移動で操作する「ロコボット体験」の3つのコーナーを、
ステージショーでは、パワーリフティング日本代表の伊東優太選手とサポートメンバーの近藤さんによる「マッチョ体操」を行いました。

今年も多くの方に来場いただきました。このイベントがご自身の健康状態を意識するきっかけになればと思います。

詳しくは宮崎大学みやざき健康キャラバン隊HPへ♪

Mitral Conclave in 金沢

Mitral Conclaveは、僧帽弁手術の最新技術や情報について世界のトップ外科医が集まりディープに語り、学ぶ会で、毎回ニューヨークで開催されていましたが、今年日本胸部外科学会との併催という形で、初めての日本開催となりました。
私は循環器内科医として唯一メンバーに入れていただき、David Adams先生をはじめとする世界のリーダーの先生方と、日本を代表する心臓外科医の先生方に交じってセッションの司会やコメンテータとしてとても濃ゆい内容の2日間を過ごしました。講演では自分のライフワークである僧帽弁形態の三次元解析の話題を話し、20年前に世界で初めて臨床例での僧帽弁輪立体解析ソフトを開発したときにAdams先生がとても褒めてくださったことなど懐かしい話もできて、とても楽しく充実した勉強をすることができました。会長を務められた荒井裕国先生、竹村博文先生はじめ心臓外科の先生方が大集合し、丁々発止熱く語る姿に元気をもらい宮崎に帰ってきました。
宮崎大学では、古川教授・海北教授と共にハートセンターでのハイレベルな診断と治療にチーム皆で日々邁進しています。新しい知識と技術を学び、そして新しい学術的成果を得られるよう、循環動態生理学分野では基礎臨床融合研究を積極的に進めています。(渡邉)