11月29日に開催された九州沖縄循環器画像診断アカデミーでは、筑波大学循環器内科教授に就任された石津智子先生をゲストにお迎えし、先天性心疾患:トランジット問題を考える というテーマで、石津先生より診療ガイドラインや小児科と成人循環器との協働体制、さらには近年注目の右心機能の研究まで幅広いお話をいただきました。近い将来に成人複雑先天性心疾患の患者数が激増すること、私たち成人循環器の専門医がしっかりと向き合い備えて行くべきである、そして、日ごろから小児循環器と近い距離でお互い学び教え合う関係が大切である、というメッセージが、参加した皆に大きなインパクトを与えました。
続く井戸端会議室では宮崎会場に集合した九州沖縄各県の世話人の先生方のそれぞれの県や施設の事情を踏まえたコメントや質問で盛り上がり、石津先生や小児循環器医の先生方と、本音を交えた意見交換をすることができました。心エコーラボで様々な特殊な疾患を正しくスクリーニング・診断するために、得意技をもつ「仲間」を作り、専門領域を超えて学び合う事の大切さ、そのことによりチーム力を上げて行けることを胸に、話し足りないまま会を終えました。
WEBで参加してくださった世話人の先生方、多くのサテライト会場や個人視聴くださった皆さまとつながり、また一歩進んだ一日となりました。
次回も、日々の診療の力となる企画を進めたいと思いますので、どうぞお楽しみに!
参加いただいた皆さまありがとうございました。(渡邉)