Mitral Conclaveは、僧帽弁手術の最新技術や情報について世界のトップ外科医が集まりディープに語り、学ぶ会で、毎回ニューヨークで開催されていましたが、今年日本胸部外科学会との併催という形で、初めての日本開催となりました。
私は循環器内科医として唯一メンバーに入れていただき、David Adams先生をはじめとする世界のリーダーの先生方と、日本を代表する心臓外科医の先生方に交じってセッションの司会やコメンテータとしてとても濃ゆい内容の2日間を過ごしました。講演では自分のライフワークである僧帽弁形態の三次元解析の話題を話し、20年前に世界で初めて臨床例での僧帽弁輪立体解析ソフトを開発したときにAdams先生がとても褒めてくださったことなど懐かしい話もできて、とても楽しく充実した勉強をすることができました。会長を務められた荒井裕国先生、竹村博文先生はじめ心臓外科の先生方が大集合し、丁々発止熱く語る姿に元気をもらい宮崎に帰ってきました。
宮崎大学では、古川教授・海北教授と共にハートセンターでのハイレベルな診断と治療にチーム皆で日々邁進しています。新しい知識と技術を学び、そして新しい学術的成果を得られるよう、循環動態生理学分野では基礎臨床融合研究を積極的に進めています。(渡邉)