「いつもつながって、高めよう地域の力」
2月17日に、第二回 九州沖縄循環器画像診断アカデミーがWEB開催されました。
今回は、京都府立医科大学の山野哲弘先生、熊本大学の植田光晴先生をお迎えし、高齢化に伴い診断数が急増しているトランスサイレチン型心アミロイドーシスの早期診断、病診連携をテーマに、講演・ディスカッションの時を持ちました。
心エコー室が診断のきっかけ、スタートの場となることの多いこの疾患ですが、そこから最終的な確定診断に至るためには、エコー担当の技師さん・先生方から主治医へ、そしてアミロイドーシスセンターへつながるまでの連携がとても大切であること、Red Flagを参考に、初期診断のための「嗅覚」と「勇気」を携えて検査・診療に当たることの大切さを学びました。今回は270名を超える事前登録をいただき、このテーマへの関心の高さも改めて認識しました。
パネルでは、九州沖縄各地のラボからの質問に、山野先生からは現場のエコーを担っておられる先生ならではの本音を交えた解説を、そしてご自身を「アミロイドオタク」とおっしゃる植田先生からは、敷居が高く思われがちなアミロイドーシスセンターのことを丁寧に説明いただき、身近に感じられる説明をいただきました。この場をお借りして心より感謝申し上げます。
忙しい診療の後に参加いただいた皆様、ありがとうございました。それぞれの場で、また明日から頑張りましょう。