診療科・部門

主な対象疾患や特徴的な医療

  • 悪性脳腫瘍の遺伝子診断
    手術により摘出した悪性脳腫瘍の遺伝子を解析し、最も適した治療法を選択します。
  • 神経内視鏡による治療
    神経内視鏡を使用した低侵襲治療法で、下垂体腫瘍などの脳腫瘍摘出や組織生検、または水頭症に対する開窓術などを行います。
  • 外視鏡を用いた手術
    4K画像カメラの映像を大画面モニタに映し、3D眼鏡を装着した術者や助手がlook-upの姿勢で手術を行う事のできる手術器材です。従来の手術用顕微鏡下での手術に比べ、患者さんの無理な体位が軽減でき、術後の体の痛みを和らげることが可能です。
  • 手術用ナビゲーションシステムを用いた脳腫瘍手術
    病変部の正確な位置把握が可能となり、安全かつ確実な手術が行えるコンピューターシステムです。
  • 覚醒下手術の併用
    言語中枢に近い脳腫瘍などに対し、麻酔科の協力のもと覚醒下手術を行うことで後遺症を残さない手術も可能となっています。
  • 様々なバイパス術を駆使した血行再建手術
    浅側頭動脈―中大脳動脈吻合術などローフローバイパス術や、大伏在静脈を用いたハイフローバイパス術などによる血行再建術により、閉塞性脳血管障害や通常のネッククリッピングが困難な脳動脈瘤の治療が可能です。
  • 様々な脳血管内治療
    急性期脳梗塞に対する脳血栓回収療法、狭窄性血管病変に対する経皮的血管形成術やステント留置術、脳動脈瘤に対する瘤内コイル塞栓術(バルーンやステント併用)やフローダイバーター留置術、脳動静脈奇形に対するONYX液体塞栓物質塞栓術、脳硬膜動静脈瘻に対する経動脈的・経静脈的塞栓術など、様々な脳血管内治療が提供可能です。
  • 脊髄脊椎手術
    主に脊髄脊椎の腫瘍や血管障害に対し、神経モニタリング下で安全性を担保しながら直達手術を行っています