山下尚人先生の学位論文が日本小児循環器学会学会賞:YIA(英文の部)を受賞!

2026年3月に当教室にて大学院博士課程を修了した山下尚人先生の学位論文が、日本小児循環器学会学会賞:YIA(英文の部)を受賞し、7月9~11日に東京で開催された第62回日本小児循環器学会総会・学術集会で表彰式が執り行われました。
スターウォーズのテーマが流れるステージで華々しく表彰され、堂々と挨拶された山下先生。川崎病のスクリーニング目的で心エコーを用いた冠動脈画像の定量評価に取り組む宮崎大学医工連携(工学部:内山教室)の研究を主導し、論文を完成させて大学院を3年(早期履修=飛び級)で卒業されました。

臨床研究は患者さんひとりひとりと向き合う中で生まれる疑問を明らかにするものです。今回の研究論文が世界のトップジャーナルに掲載され、こうして評価されたことは私たちにとっても大きな喜びです。大学院を卒業した今も、研究を続けている山下先生。ますますのご活躍を応援しています!

受賞した研究論文
Mid-Coronary Artery Wall Echogenicity Can Contribute to the Initial Diagnosis of Kawasaki Disease: Quantitative Measurements by Transthoracic Echocardiography
Yamashita N, Kodama Y, Irisa H, Ifuku T, Nakatani K, Uchiyama Y, Moritake H, Watanabe N.
J Am Soc Echocardiogr. 2026 May; 39(5):1511-519.
doi:10.1016/j.echo.2025.12.013.

山下尚人先生(写真中央左)

大菅辰幸先生がASE 2026 Scientific Sessions 〜Veterinary Abstract Showcaseセッション〜で招待発表

共同研究を行っている獣医学科准教授の大菅辰幸先生が、アメリカの心エコー図学会ASE 2026 Scientific Sessions(@ Gaylord Rockies Resort & Convention Center、コロラド州、デンバー)のVeterinary Abstract Showcaseセッションに優秀発表として招待され、口頭発表を行いました。

ACVIM(アメリカ獣医内科学会)は、獣医内科学分野の最も大きい国際学会の1つであるACVIM Forum の循環器分野において、Best4に選出された演題をASE Scientific SessionsのVeterinary Abstract Showcaseセッションで紹介する企画を4年前から行っています。

ACVIM Forumの循環器分野は、ヒトの循環器の学会ACC/AHA annual conferenceに相当する国際学会で、その中で選出されたことはとても素晴らしいことです。さらに、各国からの様々な演題の中、日本人が選ばれたのは大菅先生が初めての快挙となります!!

学会中は、世界の獣医の方との意見交換だけでなく、日本で活躍されていらっしゃる循環器内科医の先生方ともお話しすることができ、ASEでの発表は、獣医学とヒトの心エコー検査の連携を深める絶好の機会となりました。これからの更なるご活躍を期待いたします。

 

大菅先生の発表

犬の粘液腫様変性性僧帽弁疾患(ヒトの変性性MRに類似)で3Dエコーにより三尖弁輪の形態を世界で始めて解析した研究「Assessment of Three-Dimensional Tricuspid Annular Geometry Using Transthoracic Echocardiography in Canine Myxomatous Mitral Valve Disease」

ASE 2026 Scientific Sessionsコロラドの会場が見えて来ました Gaylord Rockies Resort &
Convention Center
機器展示ブース 循環器内科の先生方と

日本循環器学会九州地方会in宮崎:6月27日 台風を吹っ飛ばして開催!

台風7号宮崎直撃の予報で大会長の海北教授が日々天気図とにらめっこされていましたが、その願いが通じ当日は台風の気配もなく、懸念された沖縄組も到着され、九州地方会が予定通り開催されました。充実したプログラムで盛会となり、海北先生の安堵されたお顔を見てとても嬉しい一日でした。

循環動態生理学分野に国費留学生として留学中の博士課程4年Rizkiさん(インドネシア)とSowmiyaさん(インド)がそれぞれYIAファイナリスト、女性研究者賞ファイナリストとして臨床的疑問に基づいた分子細胞生物学的基礎研究の論文を英語で堂々と口頭発表しました。Sowmiyaさんは見事銀賞に輝き、教室としても大きな喜びです。大学院最終学年を飾るふたりの発表は教室の目指す基礎臨床融合研究の成果であり、感慨深いものでした。

座長を務めた教育講演では、榊原記念病院小児心臓外科の高橋幸宏先生からROSS手術について私たちにもわかりやすく、そして小さな命を沢山救ってこられた先生ならではのお話をいただきました。

また今回はダイバーシティ講演担当として「循環器キャリアパスリレートーク」というユニークなセッションを企画しました。若手中堅からベテランまで、循環器というエリアでつながる、異なる専門の医師による10分×8人(基礎→臨床→小児→外科→病理→リハビリ→クリニック→統計)のリレートーク。研修医や学部学生たちはもちろん、私たちの年代にとっても魅力的で新しい発見のある、あっという間の90分でした。

それぞれ違う道を歩んできたようで、皆一貫して「人との出会い」と、「若い時に何かに夢中になること」「得意技を持つこと」をの大切さを伝えておられたのが印象的でした。循環器の森の仲間たちと、世代も専門分野も超えてつながっていることの喜びを感じたセッションでした。 宮崎に来ていただき、ありがとうございました!
(渡邉)

 

女性研究者奨励賞銀賞受賞したSowmiyaさんの授賞式を祝って みんなで撮影
演題:Secoisolariciresinol diglucoside mitigates muscarinic-driven NLRP3 activation in cardiomyocytes

日本超音波医学会学術集会@東京フォーラム

5月29日-31日、東京フォーラムで第99回日本超音波医学会学術集会が開催されました。委員長を務めるキャリアシティ・ダイバーシティ推進委員会セッションとして、領域の違う若手医師チーム、Early Career部会企画の「領域横断エコリンピック」が第3回を迎え、10名の候補者が自慢の症例をインパクトのあるエコー画像と共に5分間でプレゼンテーションしました。それぞれが印象深く学びも大きい発表で、活発な討議もあり、あっという間の楽しく充実した90分でした。宮崎大学の内田暁子先生が元気いっぱいの発表で見事金メダルを獲得し、やる気倍増の笑顔での受賞式でした。

座長を務めた循環器の性差医療を考えるセッションでは、弁膜症など心臓病の男女差や循環器病の女性の妊娠出産など様々な視点で学ぶ貴重な機会となりました。

ポスター発表も活発で、たくさん質問も出て、改めて学会で全国の仲間と学び合う喜びを感じました。10月17日には、沖縄で九州地方会が開催されます。九州地方会オリジナルのピンバッヂコレクションの沖縄デザインをゲットしに、是非沖縄においでください!
(渡邉)

日本超音波医学会のHP『Early Career部会「第3回 領域横断エコリンピック2026」開催報告』に受賞者の声が掲載されています。ぜひご覧ください。

https://www.jsum.or.jp/ulpath/event/echo2026houkoku/

第90回日本循環器学会学術集会に参加しました

3月20日~22日にJCS2026:第90回日本循環器学会学術集会が福岡で開催されました。

学会は若手医師や大学院生の基礎研究・臨床研究の成果を発表する大切な場であり、同じ分野で研究している参加者と学術交流できるのも大きな魅力です。
みやざき健康キャラバン隊として力を入れている宮崎県の健康データ解析の結果の発表もあり、引き続き県の健康増進に役立つ成果を出していきたいところです。

私はAHAのInternational Commiteeの活動として今年もJCSとのコラボ事業にかかわりました。CEOのNancy BrownはじめAHAのリーダーシップが毎年来日し、JCSのメンバーと交流を深める良い機会です。また、AHA-JCS Joint Sessionにspeakerとして参加し、precision medicineをテーマとした充実したセッションとなりました。

心エコー図学会の教育委員会として毎年企画している若手医師向けのハンズオンセミナーも盛況でした。

今年度の集大成としての学会を終え、気持ち新たに臨床・学術研究・教育・地域貢献など様々な方面で皆で力を合わせ、令和8年度を迎えます。
ご支援・応援いただいている皆様ありがとうございます。今年もよろしくお願いいたします。(渡邉)

宮崎市青葉町地区での健康講演会

2025年10月3日(金)渡邉望教授が青葉地区で「知っておきたい心臓病のお話」をテーマに講演を行いました。 みやざき健康キャラバン隊の隊長も務める渡邉教授は、みやざきの「かくれ心房細動ゼロ‼」作戦にも力を入れており、心臓のしくみ、不整脈に気づいたら早めに医療機関を受診することの重要性や、歩くことが心臓病・脳卒中予防に繋がることなどをお話ししました。 講演後は心電図モニターチェックも実施。皆さん健康意識が高く、熱心に聞いておられ先生や技師の皆さんとも普段の健康状態についてもたくさん相談されていました。 青葉地区の皆さん、ありがとうございました!

日本生化学会九州支部例会で発表しました

6月13、14日に宮崎市民プラザで開催された日本生化学会九州支部例会において、Rizkiさん(博士課程3年)とSoumiyaさん(博士課程3年)がポスター発表を行いました。自分の発表だけでなく、他の方の研究発表を見たり聞いたり質問できる学会は、とても貴重です。これからの自分たちの研究に活かしていきましょう!

第98回日本超音波医学会@京都

2025年5月30日〜6月1日 第98回日本超音波医学会学術集会が開催されました。今回は世界超音波医学学術連合大会(WFUMB)との併催で、多くの外国人講師や発表者が京都を訪れ、盛大な学会と京都の街を楽しんでいました。

宮崎大学からも医師・検査技師の演題発表があり、日ごろの成果を発表し、超音波医学の分野で活躍する仲間との交流もでき、とても良い経験となりました。
学会のキャリア支援・ダイバーシティ委員会の委員長として、今年第2回となる若手医師らによる企画:領域横断 エコリンピック2025をサポートしました。超音波医学会の最大の魅力である、他領域の専門医師や技師同士で学び合える特徴を活かし、これからの医療界を担う若手が企画運営にも携わり、リーダーとして活躍する場となっています。
宮崎大学からも長友先生が発表し、大いに刺激を受けたようです。
私は WFUMBの座長として国際セッションの司会もしましたが、学術演題発表の様子でアジア各国のお国柄が色濃く出る、大変ユニークな発表の場でした。学術を通した国際交流が広がることは嬉しいことだと感じています。
10月には佐賀で九州地方会が開催されます。皆さん是非ご参加ください!
(渡邉)

インドネシア ブラウィジャヤ大学で講演を行いました

2025年5月26日-28日、インドネシア ブラウィジャヤ大学において、第7回International Conference on Bioscience and Medical Engineeringが開催されました。現在、当教室を修了した大学院生たちがブラウィジャヤ大学で教員として活躍しており、今回、ワークショップの講師や特別講演の演者として、HARISHKUMAR MADHYASTHA助教が招待されました。

 

第89回日本循環器学会学術集会JCS@横浜

第89回日本循環器学会学術集会JCS@横浜には今年も宮崎大学からも多くの参加がありました。
教室の博士課程大学院生は基礎、臨床研究の成果をそれぞれ発表し、充実の3日間でした。今年度入学した留学生は初めてのJCS参加で、同じ分野に興味を持つ研究者との意見交換をしたり最新トピックを学んだり、23会場と大きな展示ホールを行き来して、皆でだいぶ歩きました。卒業したばかりの6年生、原田さんも一緒に参加し、学術の世界でいい経験をしたようです。

今回初めてAHAが循環学会会期中にメンバーランチを企画し、Go Red for Women Japanのメンバーを招待してCEOのNancy BrownはじめAHAメンバーと交流できたのも素晴らしいことでした。
私はAHA側のスタッフとして国際交流の仕事をしつつ循環の学術セッションに出て、最終日はみやざき健康キャラバン隊のユニフォームで発表・・と、いつにも増して役目の振れ幅が大きく、AHAブースでキャラバン隊の恰好をしている自分に脳内バグになりそうでした!
さあ、新年度が始まります。気持ち新たに、皆で知恵と力を出し合って成果を出せる一年にしましょう!
教室の活動を応援・ご支援していただいている皆様、ありがとうございます。次年度もよろしくお願いいたします。
(渡邉)