5月21日土曜日日本超音波医学会第95回学術集会:新人賞表彰式

5月20日から3日間、名古屋国際会議場で日本超音波医学会第95回学術集会が開催されました。宮崎大学のチームも参加・発表し、活気ある学術集会でした。
会場にて、昨年10月3日宮崎開催の九州地方会で第11回新人賞候補に選出された研修医2年目の三嶋悠佳先生の演題発表・表彰式が執り行われました。おめでとうございます!指導にあたった山村先生、お疲れさまでした。これからも頑張りましょう。

心疾患を地域の連携で支えるために:潤和会記念病院講演会で心エコーのお話をしました

潤和会記念病院は、脳卒中後などのリバビリ体制を充実し、患者さんたちの急性期〜慢性期医療・看護で地域に貢献されてきましたが、この度、循環器内科迫田直也先生を中心としたチームによる心臓リハビリを新たに立ち上げ、急性期医療を終えた心臓病患者さんの慢性期心不全管理、帰宅支援、訪問リハビリや訪問看護による在宅支援に力を入れていかれるとの事です。
この日、院内の医師・コメディカルの皆さんおよび、地域の実地医家の先生方を交えての勉強会が開催され、心不全の病態と、リハビリや看護において知っておきたい心臓疾患の知識につき、心エコーの画像を供覧しながらお話をする機会をいただきました。潤和会記念病院のこれまでの経験に基づくリハビリ・訪問医療のノウハウと、病院長岩村威志先生のリーダーシップに基づくチームの団結力を強く感じました。
これからは、大学病院などの基幹病院と、地域の拠点病院、クリニックなどの実地医家の先生方との連携がますます重要となります。宮崎県の患者さんたちのために、地域で大きなチームになれるよう、色々な活動をしていきたいと思いを新たにした講演会でした。

知っておきたい心臓病のお話:宮崎東地区交流センター

のざきクリニックのある宮崎市青葉地区の地域の皆さんに、心臓病についてお話をする機会がありました。
イラストやエコーの画像を見ながら、不整脈や心不全などについてわかりやすく説明し、参加された皆さんは熱心にメモを取りながらうなずいておられました。
このような地域での活動が、心臓病の予防や早期発見につながればと願っています。

テキストのご案内 ー新 いまさら聞けない 心エコー図ー

新 いまさら聞けない 心エコー図
ーメジカルビュー社ー

この本は、”日々のちょっとした疑問”や”今さら面と向かって聞きづらい疑問”を心エコー図のエキスパートの先生方が答えてくださるような一冊です。
当教室教授 渡邉望も、長友慶子先生(宮崎大学医学部内科学講座循環器・腎臓内科学)や木村俊之先生(宮崎市郡医師会病院循環器内科副部長)と共に、心エコー図を見る際の注意すべきポイントやコツについて執筆しています。ぜひ手に取ってみてください。

北高校第10回理系女子支援講座が開催されました

延期していた宮崎北高校第10回理系女子講座が、3月19日に満を持して開催されました。
県内の中高生が参加した講演会+座談会♪

講師として参加した教室の面々も、若いみなさんとざっくばらんな話しができ、有意義な時間だったと、喜んでおりました。
youngsters, be ambitious! 人生の先輩達から何かしら得てもらえていたら嬉しいです。

宮崎大学HP「宮崎大学のひと」

宮崎大学HP「宮崎大学のひと(スペシャルインタビュー)」には、魅力ある人々のエピソードや大学・学生に対する思いがつづられています。
今回、当教室教授 渡邉望の記事がアップされました☆
ぜひ立ち寄ってみてください。

国費留学生優先配置の記事が新聞に掲載

3月22日の朝日新聞に、来年度から予定されている国費留学生の優先配置についての記事が掲載されました。
当教室教授 渡邉望がこのプログラムを統括して進めていきます。これから入学してくる留学生が、博士課程の4年間で充実した研究が進められるよう、より一層尽力していきます。

この春博士課程修了のベタシウィさんのステキな写真(博士論文審査会の日のドキドキの写真)が採用され、良い思い出の品になりました☆

第14回実地医家のための心エコー図勉強会をライブ配信しました

3月2日に、久しぶりの会場、ふじの園からの中継で、第14回実地医家のための心エコー図勉強会をライブ配信しました。実地医家の先生方・検査技師さんと共に長年続けてきたハンズオン勉強会。その雰囲気での配信をしたいという思いで、協賛・協力メーカーさんに尽力いただきました。野﨑先生の総合司会で、肺高血圧症の病態生理・エコー診断の勉強の後、宮崎市郡医師会病院と宮崎大学の技師さん達から実際の症例を紹介、そして、ハイエンド装置とポータブル装置を使ったライブデモ、と盛りだくさんの夜でした。通信環境の問題で、動画配信がカクカクなってしまい、視聴いただいた皆様は大変見にくかったことと思います。その中で、70名を超える参加いただき、勉強になった、との声もお届け下さり、ありがとうございました。様々な困難はありますが、これからも、このアットホームな勉強会を続けていきたいと思います。次回は、顔を合わせてのハンズオンができるでしょうか・・・そう願いつつ・・第15回でまたお会いしましょう!

さくらサイエンスプログラム オンライン交流会

さくらサイエンスプログラムは、JST(国立研究開発法人科学技術振興機構)の事業で、海外の若者を日本に招へいし、日本の科学技術を体験してもらうことを目的としています。
当教室助教 Harishkumar Madhyasthaが指揮を執り、インドNiite大学とのオンライン交流会を開催しました。
The Faculty of Medicine, University of Miyazaki, Japan in association with the Department of Biotechnology Engineering, NMAM Institute of Technology, Nitte organized ‘Sakura Science Student Online Exchange Program’ on 28th February 2022 for the students of B.E. Biotechnology at NMAM Institute of Technology, Nitte. During this one-day online exchange program, five expert lectures on the topics related to ‘Biophysical Techniques for Biomedical Research Skill Improvements’, student Ideathon presentations and a virtual lab visit to UOM were organized. This program was funded by the Japan Science & Technology Agency. 130 under graduates, 10 young faculties and 5 researchers attended the online event.

第二回九州沖縄循環器画像診断アカデミーが開催されました!

「いつもつながって、高めよう地域の力」
2月17日に、第二回 九州沖縄循環器画像診断アカデミーがWEB開催されました。

今回は、京都府立医科大学の山野哲弘先生、熊本大学の植田光晴先生をお迎えし、高齢化に伴い診断数が急増しているトランスサイレチン型心アミロイドーシスの早期診断、病診連携をテーマに、講演・ディスカッションの時を持ちました。
心エコー室が診断のきっかけ、スタートの場となることの多いこの疾患ですが、そこから最終的な確定診断に至るためには、エコー担当の技師さん・先生方から主治医へ、そしてアミロイドーシスセンターへつながるまでの連携がとても大切であること、Red Flagを参考に、初期診断のための「嗅覚」と「勇気」を携えて検査・診療に当たることの大切さを学びました。今回は270名を超える事前登録をいただき、このテーマへの関心の高さも改めて認識しました。
パネルでは、九州沖縄各地のラボからの質問に、山野先生からは現場のエコーを担っておられる先生ならではの本音を交えた解説を、そしてご自身を「アミロイドオタク」とおっしゃる植田先生からは、敷居が高く思われがちなアミロイドーシスセンターのことを丁寧に説明いただき、身近に感じられる説明をいただきました。この場をお借りして心より感謝申し上げます。
忙しい診療の後に参加いただいた皆様、ありがとうございました。それぞれの場で、また明日から頑張りましょう。