第36回日本心エコー図学会学術集会 in 名古屋

4月18日~20日に名古屋で開催された第36回日本心エコー図学会学術集会に参加しました。若手医師や技師にとっては日頃の臨床や研究で研鑽した成果を発表する舞台であると同時に、国内外の最新トピックに触れ、日ごろの診断・治療スキルをレベルアップすることができる、とても大切な機会です。学会は同じ志を持つ仲間と出会える貴重な場所でもあり、施設の枠を超えたつながりや友情が長年続いていくのも学会出席の醍醐味です。私もこの時は岡山で苦楽を共にした仲間を含め、全国に散らばった友人たちに会えるのがとても楽しみです。それぞれの場所で、でも同じフィールドで歩きつづけている彼らに会うと、元気が湧いてきます。

宮崎大学からは、循環器内科・小児科の医師とハートセンター技師が参加し、症例発表やシンポジウムの講演発表など、堂々と活躍してくれました。また今回は、私がAssociate Editorを務めるアメリカの学術雑誌Circulation: Cardiovascular Imagingの編集長(Editor-in-chief)が来日し、日本人論文著者と共に論文掲載の舞台裏をオープンにするセッションを開催しました。多くの聴衆と自由な雰囲気で色々な話ができ、とても有意義な会でした。(渡邉)

第21回実地医家のための心エコー図勉強会 in 都城を4月11日に開催しました

この度、都城地区をお訪ねしました!肺高血圧の診断や治療の最新情報とともに、実地医家での簡単なスクリーニングと病診連携による早期発見について、参加された皆さんと一緒に学ぶことができました。都城市郡医師会の先生方には準備から当日までお世話になりました。日ごろ紹介いただいている患者さんのことをお話しできたり、懐かしい先生方にお会い出来たり・・・循環器領域に限らず多くの方と楽しく交流しながら最新機器でのハンズオン講習を行い、充実した楽しい時間でした。心エコー図は3次元診断やAIによる自動解析など最新技術の進歩が目覚ましく、私たちはプロフェッショナルとして最新機器をつかった先端医療に取り組んでいます。その一方で、汎用機やハンドヘルド装置で聴診器のように簡単にスキャンし、異常を早期発見するスクリーニングエコーは、早期診断・早期治療のためにとても重要な役割を担います。宮崎の医療を支えていくチームとして、実地医家の先生方やメディカルスタッフの皆さんと共にこれからも勉強を続けていきたいと思います。都城地区の皆さまありがとうございました。
次回またお会いできるのを楽しみにしています!(渡邉)

今回、総勢56名(うち医師27名)のご参加いただきました。宮崎県内全域における肺高血圧症の認知度を高め、少しでも多くの患者様が早期発見できるようこれからも様々な地域で開催してまいります。

第89回日本循環器学会学術集会JCS@横浜

第89回日本循環器学会学術集会JCS@横浜には今年も宮崎大学からも多くの参加がありました。
教室の博士課程大学院生は基礎、臨床研究の成果をそれぞれ発表し、充実の3日間でした。今年度入学した留学生は初めてのJCS参加で、同じ分野に興味を持つ研究者との意見交換をしたり最新トピックを学んだり、23会場と大きな展示ホールを行き来して、皆でだいぶ歩きました。卒業したばかりの6年生、原田さんも一緒に参加し、学術の世界でいい経験をしたようです。

今回初めてAHAが循環学会会期中にメンバーランチを企画し、Go Red for Women Japanのメンバーを招待してCEOのNancy BrownはじめAHAメンバーと交流できたのも素晴らしいことでした。
私はAHA側のスタッフとして国際交流の仕事をしつつ循環の学術セッションに出て、最終日はみやざき健康キャラバン隊のユニフォームで発表・・と、いつにも増して役目の振れ幅が大きく、AHAブースでキャラバン隊の恰好をしている自分に脳内バグになりそうでした!
さあ、新年度が始まります。気持ち新たに、皆で知恵と力を出し合って成果を出せる一年にしましょう!
教室の活動を応援・ご支援していただいている皆様、ありがとうございます。次年度もよろしくお願いいたします。
(渡邉)