宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2016年12月19日更新

癒やしのペット

 卒後担当の黒木です。皆さんは忙しい研修生活の合間、何か「癒やしになるもの」ってありますか?おいしいものを食べたり、スポーツをしたり、家でごろごろしたり…。人それぞれだとは思いますが、今回は研修で忙しい初期研修の先生にもお勧めな癒やしの「ペット」についてお話しようと思います。                                                                                                                                                                         イモリって知っていますか?よく、「イモリって知ってる?」と尋ねると、「あー、時々家の壁に張り付いているやつね!」と言われますが、それは「ヤモリ」です!                                                                     イモリとヤモリは、イモリが両生類(カエルと同じ仲間)なのに対して、ヤモリは爬虫類(蛇やトカゲと同じ仲間)というように、全く違う種類の生き物になります。イモリにも、いろいろ種類がありますが、日本に在来種として生息しているのは、お腹が赤い、「アカハライモリ」という種類です。沖縄には「シリケンイモリ」という別の種類のイモリもいるようです。自分はアカハライモリを飼育していますが、飼育は結構簡単です。最低限、水槽と水があれば飼育できます。ほとんど水中で生活しますので、陸地は気持ち程度作ってあげればOKです。ただし、水は熱帯魚や金魚などに使う濾過装置を使わない場合にはなるべくこまめに替えてあげた方がいいみたいです。水が汚いと、頻繁に脱皮します。飼育に適した水温は20度前後ですが、日本の在来種ですので極端に低い又は高い水温でなければ問題無いようです。だたし、10度以下の水温になると冬眠してしまうようですので、屋内で飼育し、直射日光は避けた方が良いです。餌については、自然界ではオタマジャクシや昆虫などを食べている様ですが、市販の乾燥イトミミズやアカムシ、タブレットタイプのウーパールーパー用の餌でも大丈夫です。しかも、餌やりは週に数回だけでいいという、忙しい研修医の先生にも無理なく飼育できるお手頃仕様です(笑)。うまく飼育すれば、結構長生きで、なんと30年も生きる個体もいるみたいですよ。入手は、インターネットショッピングやペットショップで1匹200円前後で購入できますし、池や川、水たまり、田んぼ等で普通に見つけることもできます。ちなみに、自分は3年前に田野の山中で発見しました。注意事項としては、必ず水槽に蓋をすること!蓋をしないと、結構高確率で脱走します。                                                                                               イモリと聞いて、「うわっ!気持ち悪い!」と思う方もいるとは思います。確かに、真っ黒でお腹が赤いちょっとグロテスクな見た目ではありますが、よく見るととても愛嬌のある顔をしています。仕草もかわいいですし、まあまあ賢くて、なれれば餌付けも可能です!興味があれば、飼育してみてはいかがでしょうか?

                                                   (黒木)

黒木先生ブログ写真                              写真はうちのイモリです。この他に6匹います。名前はまだありません(募集中)

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