ごあいさつ(病院長、センター長、副センター長)
病院長あいさつ
有意義な超ハイブリッド型研修を“宮崎大学”で はじめよう!
臨床研修に関わる皆さん、宮崎大学医学部附属病院卒後臨床研修センターのホームページへようこそ!
医師・歯科医師のキャリアを築き上げる上で、その基礎固めが重要であることは言うまでもありませんが、医師の場合、臨床研修の2年間とそれに続く専攻医の数年間、歯科医師の場合、基本研修の1年間とその後どの専門に向かうにしても最初の数年間が本当に大切です。まずは5~7年後の自分の像をイメージし、そこを目標に一日一日を大切に研鑽することが将来必ず役に立ちます。
それでは、私たちが自信をもって実施している臨床研修プログラムの特徴を紹介します。本大学病院の特徴のひとつは、医師、歯科医師が一緒になり臨床研修を行っていることです。
・医科臨床研修プログラム
本学の最大の特徴は、大学病院と県医師会や行政機関が一体となり若手医師を育成し支援する「All Miyazaki体制」があることです。医師教育に献身的な患者さんとそのご家族に恵まれていますので、その環境に感謝しつつ、このアドバンテージを十二分に活用して研修医生活を実りあるものにすることができます。
大学病院を基幹施設とし、県内の7医療圏から50を超える多くの病院が連携施設として登録されています。連携施設は大学病院と極めて密接な関係がありますので、充実し、かつ柔軟性のあるプログラムになっています。つまり、専門医の視点から様々な領域の課題を研修する大学病院と最前線医師の視点からコモンディジーズ“common disease”を研修する双方向性研修が可能です。
具体的には、1) 自主デザイン研修プログラム、2) 小児科研修重点プログラム、3) 産婦人科 / 周産期研修重点プログラムの3つがあります。さらに地域枠の皆さん、自治医科大学出身の皆さん、各種の奨学金貸与の皆さんにも個別に対応できる体制をとっています。
2年間の臨床研修の後には、シームレスな体制で、専門医制度に即したプログラムが準備されています。一貫性があり、顔の見える関係の中で、かつ多くのサポートが得られる環境で安心して臨床研修に取り組んでください。
・歯科医科臨床研修プログラム
令和5年度から新研修制度に則った新しいプログラムに変更予定で、詳細は本ホームページで逐次更新します。
特色は、1年間の複合型臨床研修を行うプログラムです。研修後、将来歯科口腔外科医を目指す希望者は2年目に、引き続きアドバンスコースとして本院において単独型臨床研修を行うことができます。
大学病院や協力型研修病院、東京大学附属病院等で、歯科医師としての基本や将来につながる知識・技術を習得することができます。
第1年次は歯科医療を実践するための臨床能力の習得に加え、倫理的配慮やデンタルスタッフとの連携などについて学習します。第2年次はより広範囲の歯科医療、口腔外科治療について知識、態度、技能を習得し、麻酔科・手術部・救急部などで研修を行い全身管理について学習します。
医科・歯科いずれのプログラムを選択しても、卒後臨床研修センターの教員やスタッフを中心に、研修医が直面する問題に心身両面からサポートしてくれます。各診療科には教育担当医長がいますので、皆さんの専門キャリアの質問にも丁寧に答えてくれます。女性医師が十分に研修できる体制整備も進んでいます。また、メンターとの出会いも医師・歯科医師形成やその後の進路選択に役立ちます。研修中は指導医と研修医の良好な相互作用が必要です。お互いに敬意を払いつつ、指導し、指導を受けることが大切です。専門分野のメンターも重要ですが、それ以上に、医師・歯科医師の先輩として人生のメンターに出会える事ができれば一生の宝です。また、研修医時代の横の繋がりは、将来に渡る人脈となり、こちらも一生の宝となります。そして、二度とない貴重な研修医時代を楽しんでいただきたいと思います。
皆さんの研修が充実したものになるよう、大学病院や連携病院のスタッフ一同のしっかりとしたサポート体制を整えておりますので一緒に頑張りましょう。なお、本ホームページを見て、わからないことや確認したいことがあれば、いつでも遠慮なくお問い合わせください。
自然環境にも恵まれた宮崎で、皆様の研修が実り多いものとなり、大学病院ならびに県内の地域医療・歯科医療を活性化する原動力になることを期待しています。
ぜひ、一緒に宮崎大学で卒後臨床研修をはじめましょう。
宮崎大学医学部附属病院長
帖佐 悦男
センター長あいさつ
卒後臨床研修センター長
小松 弘幸
副センター長あいさつ
卒後臨床研修センター 副センター長
宮内 俊一