宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2016年12月16日更新

研修に没頭

こんにちは、12月という事で、ご多分に漏れず、この場をお借りして僕も今年1年間を振り返ってみたいと思います。4月から社会人になって現在に至るまで、僕は仕事に追われ、趣味も休止している状態です。しかし、それは全く苦ではありません。医者になってまずぶつかるのは「何をしていいか分からない」という状況です。ある疾患に対して学生時代にいくら教科書で勉強していても、実際にはその教科書のページをそのまま当てはめて良い患者ばかりではありません。実臨床では学生時代に何度も解いた症例問題のように答えが1つに決まることは少なく、それに上手に対応するにはまずは自分なりにいくつかの答えを思考した上で、ベテラン医師の経験をお借りする必要があります。これは今まで人生の大半を学生として過ごし、問題の次のページには模範解答と解説が載っていたテスト勉強に慣れている僕には非常に刺激的な変化でした。今後家庭ができて子供が生まれたら医学に没頭する時間は限られることになるでしょう。研修医としての2年間はこの刺激的な状況を楽しもうと思います。話は変わりますが近々築地市場の場内が移転するようですね。年末に休みが貰えれば、自由営業日になる前に行ってみたいと密かに野望を抱いています。ではみなさん、良い年末を。

(元・図書館の主)

センターひろば

卒後臨床研修センター通信vol.44

2023年11月発行!大学病院ならではの研修医体験記、研修医の学会受賞など、卒後臨床の今をお伝えします!

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