宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2019年04月09日更新

宮崎県臨床研修医説明会・講演会/新研修医祝賀会開催!

4月6日(土)に宮崎観光ホテルにて「宮崎県臨床研修医説明会・講演会/新研修医祝賀会」が開催されました。
“All Miyazaki研修医スタートアップセミナー&ウェルカムパーティ”とも称するもので、宮崎県臨床研修・専門研修運営協議会(宮崎県・大学・医師会合同組織)の主催です。県内全ての研修医(医師・歯科医師)が一堂に会して開催されました。

九州厚生局宮崎事務所による「新規登録保険医集団指導」、県医師会による医師会の活動紹介「新研修医のための説明会~医師会の役割について~」から始まり、続いて宮崎県臨床研修・専門研修運営協議会ワーキンググループおよび宮崎大学医学部地域医療・総合診療医学講座が主催するグループワーク『皆で作ろう!“県内研修医の輪” ~合同アイスブレーキング~』が行われました。吉村教授の司会のもと、早川学先生と枝元真人先生がファシリテーターを務められ、2年次研修医も交えてユニークかつにぎやかな交流イベントになりました。

続く臨床研修講演会は、金城紀与史先生(沖縄県立中部病院・内科副部長/研修管理委員会委員長)を講師にお招きして、『イシ社会へようこそ!イシアタマを科学する』という演題でご講演いただきました。
前半は“臨床診断のコツ”といった内容で、「ヒューリスティックの落とし穴」、「アンカリングバイアス」といった文言や概念が提示され、内科医としてそれなりに働いているつもりの私でもはっとさせられる、“なるほどー”と唸らせられる内容でありました。
後半は、現状の医療世界を大局的に見た考え方を述べられました。「守備範囲の狭い日本の専門医」、「人が少ないのはチャンス」、「宮崎を好きになる」、「どの科に進んでもDr.Gの心で」と言った刺激的なお言葉もありました。その後の質疑応答も活発に行われ、若い先生方、自分のような中堅どころ(?)の医師、そしてベテラン指導医の先生方にもきっと深く印象に残る講演会になったかと思います。

夜になり、フィナーレは新研修医祝賀会でした。河野俊嗣宮崎県知事、池ノ上克宮崎大学長より激励のお言葉を頂き、研修医代表挨拶は宮崎大学医学部附属病院の井手雄太郎先生が務めて下さいました。乾杯は菊池郁夫県立宮崎病院長に音頭を取って頂き、式半ばでは新研修医の皆さんがひとりひとり檀上で自己紹介を行いました。盛大な式となり、新研修医の皆さんもあらためて“All Miyazaki体制”を実感されたのではないかと思われます。

 

 

最後になりますが、本会の準備にご尽力いただいた宮崎県医師会、宮崎県医療薬務課、宮崎大学を始めとする事務関係者の皆様に心より御礼申し上げます。これからも頑張って行きましょう!

(卒後臨床研修センター 副センター長 宮内 俊一)

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