宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2020年08月13日更新

学会発表の機会を頂きました

2年次研修医の内田と申します。去年、このブログに投稿させていただいた時から早一年が経つと思うと、感慨深いです。今回は研修生活の一環として、先日開催された内科学会での発表についてお話ししようと思います。

8月7日から9日にかけて、第117回日本内科学会が開催されました。その中に、医学生・研修医を対象にしたセッションである【日本内科学会ことはじめ】というものがあり、私を含め4名の2年次研修医がスライド発表を行いました。
もともとは4月に東京で開催予定だったのですが、COVID-19 の影響で一旦延期となり、一時は学会発表の存続自体が危ぶまれましたが、ZOOM でのオンライン発表という形で開催されました。オンラインで発表するのは私にとって初めての試みであり、接続が途切れそうになったり、スライド表示が思い通りに行かなかったりと多少のハプニングもありましたが、概ね、思い通りの発表ができました。

私は研修医1年目の4月に呼吸器内科をローテートした際に、発表のお題をいただき、卒後臨床研修センターの小田先生のご指導のもと、約1年間かけて準備を行いました。一般的に、研修医の学会発表は症例報告といった形が多いのですが、今回の発表では電子カルテを使用したレトロスペクティブな臨床研究を行いました。当初、右も左も分からない状態でしたが、1年間かけて、形に仕上げることができて、とても嬉しかったです。外来診療に加え、病棟業務でもお忙しい中、研修医の学会発表のために時間をかけて、ご丁寧に指導をしてくださった小田先生には感謝してもしきれません。

学会発表は今回で2回目で、あまり数をこなしている方ではありませんので、貴重な経験ができました。抄録を見る限り、宮崎県内の病院では当院だけが学会発表に参加していたようです。このように、アカデミックな雰囲気を味わえるのは大学病院で研修する利点かと考えます。

以上、近況報告も兼ねた研修医ブログとさせて頂きます。まだ暑い日が続きますので、皆様、お体はお気をつけてお過ごしください。お読みいただきありがとうございました。

(文責:A. Uchida)

センターひろば

卒後臨床研修センター通信vol.44

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