宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2019年12月23日更新

大学研修のデメリット!?

早いもので今年も締めくくりの時節となりました。
昨年の今頃は国家試験を目前に控え、必修落ち怖い、Dr孝〇郎の直前メールが送られて来なかったらどうしよう、medu4の究極マップは買った方がいいのかな、など日々不安な生活を送っていました。研修医生活も9ヶ月目を迎え、学生時代の感覚を徐々に忘れかけてきています。

本日は学生からよく質問される大学病院研修の不安についてお答えしていきたいと思います。
医学生が宮崎大学を初期研修病院として選ぶ際に、不安になる点として、
「commonな症例が少ない」「給料が安い」といったところでしょうか。

まず、「commonな症例が少ない」という点について。
確かに、大学に集まってくる症例は専門性が高いです。
しかし、宮崎大学研修プログラムはcommonな症例も豊富に経験出来る様に設計されています。
私が経験した症例の一部を挙げてみます。
虫垂炎、脳梗塞、くも膜下出血、肺炎、尿路感染症、心不全、喘息、尿管結石、交通外傷、CPA、脊髄損傷、大腿骨頸部骨折、椎間板ヘルニア、消化管出血、急性心筋梗塞、大動脈解離、DKA、間質性肺炎、敗血症性ショック、骨盤骨折、胆嚢炎、総胆管結石、過量内服、熱傷、熱性けいれん、・・・
まだまだ沢山ありますが、大学研修医でも上記症例を経験可能です。

その秘密は「自由度が高い」プログラム。
宮崎大学は数多くの病院の中からローテート先を選択できる、本当に「自由度の高い」プログラムなのです。
その数、なんと約55病院!
こんなに多くの選択肢を提供できる市中病院はあまり無いのではないでしょうか。
救急科は研修医がファーストタッチをするA病院、麻酔科はベスト指導医がいるB病院、外科は症例数の多いC病院、放射線科はIVRが出来る大学病院等、自由に選択が出来るのです。

次に、「給料が安い」という点について。
医学生の皆さん、宮崎大学のホームページで見落としている文言はありませんか。
「※研修協力病院での研修中は、当該病院の規定による給与が支払われます。」

これはあまり知られていない事ですが、宮崎大学の研修医は、ローテート先の給与水準になります!
大切な事なのでもう1回。
大学の研修医でも市中病院並みの給与になる月があります!
一般的に大学病院の給与は低い傾向にありますが、市中病院をローテート先に組み込めば経済的に余裕のある研修生活を送る事も可能なのです。

まだまだ宮崎大学の良い点は沢山ありますが、本日はここまで。

ALL MIYAZAKIを感じに宮崎大学で研修してみてはいかがでしょうか。
詳しい話を聞きたい方は是非病院見学にお越しください。

宮崎大学研修医 増山 友二

センターひろば

卒後臨床研修センター通信vol.44

2023年11月発行!大学病院ならではの研修医体験記、研修医の学会受賞など、卒後臨床の今をお伝えします!

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