卒後センター研修医・教員ブログ
2016年02月09日更新
国家試験
こんにちは。外科の森晃佑です。
さて、先週は歯科医師国家試験が行われましたが、2月6日から昨日まで第110回医師国家試験が行われておりました。この時期が来ると自分が国家試験を受けたときのことを思い出します。ちなみにたった4年前のことで、いろいろな意味で昨日のように思い出されます。せっかくなので、医師国家試験の思い出を書こうと思います。
まず思い出すのは、バッグを忘れたことです。忘れたというよりも、足りなかったのですが。足りなかったのは、教科書や資料を試験会場へ持っていくためのバッグです。国試が終わった後にそのまま卒業旅行へ行く予定で、そちらの準備にも必死になっていたためか、肝心なバッグを忘れていました。急遽、宿泊ホテルの近くにあったH&Mへ行き、安めのバッグを買いました。わりとオシャレだったので、現在は当直用バッグとして重宝しています。試験会場での思い出もあります。僕の1つ前の席は空いていました。不測の事態で会場へ来たくても来られなかったのだとしたら申し訳ないのですが、このときはライバルが1人減ったと少しラッキー感がありました。その1つ前には男性がいました。この人は毎回のように終了時間のかなり前から顔を伏せて寝ているような姿勢をとる人で、「もう終わったの?」「そんな簡単だっけ?」とかなり不安にさせられたのを覚えています。それから、何と言っても大変だったのは、休憩時間です。休憩時間に近くの席の人が前の時間の試験問題について振り返って、「あの問題はbでしょ」とか言うのです。あれは本当に怖かったです。次の日から休憩時間にはイヤホンをつけて音楽を爆音でかけました。ただ、爆音でかけると勉強に集中できず、なかなかの試練でした。
でも、全部が終わった後の達成感はハンパなかったです。終わった日の夜はみんなで打ち上げがあり、その翌日からは苦楽を共にしたメンバーで韓国へ卒業旅行に行き、とても楽しい時間が過ごせました。ただ、今だから言えますが、心のどこかで国試のデキが気になっていたのも事実です。終わってみればどれも良い思い出です。
今回、国家試験を受けた医学生の方々、本当にお疲れ様でした。結果もとても気になるところだとは思いますが,しばらくはしっかりと休んで、たくさん遊んでください。医師として働き始めたらなかなかそんな時間はありません。良い結果を楽しみにしています。
(森)