宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2016年02月17日更新

九州ブロック進路説明会でパネリストしてきました。

 2016年2月13日(土)、福岡国際会議場にて、九州厚生局主催の「第10回 九州ブロック初期・後期臨床研修進路説明会」が開催されました。
 この説明会は、九州各県の医師会、大学病院、行政が一体となって実施しているもので、民間開催の説明会とはまた違う色合いと意義を持っています。
 九州各県の臨床研修病院が出展ブースを構え、従来どおりの個別対応を行うと同時に、中央ステージでは、「新専門医制度について」(演者:厚生労働省 中田勝己先生)、「医学生アンケートの結果報告」(演者:厚生労働省 早崎咲子先生)といった講演が行われました。
 その後、「医師キャリアについて ~大学病院と臨床研修病院どちらを選ぶか~ ~新専門医制度とどう向き合うか~」と題したパネルディスカッションが行われ、飯塚病院の小田浩之先生、佐賀大学の吉田和代先生とともに私もパネリストして参加させていただきました。
 3名のパネリストはそれぞれ自分の医師キャリアを提示し、その上で医学生や研修医へメッセージを発し、その後司会者やフロア参加者を交えてざっくばらんに意見交換する、という流れでした。
 私も「市中病院で臨床研修を開始し、その後大学病院でキャリア形成中の1例」として、卒後18年間を振り返りながら、今日に至るまでの進路選択の葛藤(大きく8回の決断ポイント)について、図を使いながらご説明しました。その中で、「私のキャリアに影響を与えた3つの本」をご紹介しました。その時のスライドも添付します。
 講演会後は、予想に反し、私と同年代~年輩の方々からの反響が結構あり、「自分もそう思う」との嬉しいお声かけをいただきました。どうやら今回の私の発表は、若手医師より40~50代の方々のツボにはまる内容となっていたようです…。
 本学医学部6年生には、2年前より、4月のオリエンテーション時に「医師のキャリアについて」というテーマで講義をしておりますが、今年もバージョンアップさせて継続できればと思います。
                                                 (小松)

 

センターひろば

卒後臨床研修センター通信vol.44

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