宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2023年06月08日更新

カルテには何を書けば?

 研修が始まってあっという間に2ヶ月が経ちました。覚えることが多くて中々大変ではありますが、毎日新しい学びがあって楽しく研修を続けています。
 初めの方は採血に必要な器具の場所も分からず、細かいことを一つ一つ主治医の先生に聞いて申し訳ない気持ちになっていましたが、ここ最近は最低限のことならなんとかできるようになってきました。少しずつ自分の成長を感じています。
 それでも特に難しいと感じるのが毎日のカルテです。「主治医の立派なカルテが既にそこにあるのに、自分の拙い文章で画面を汚していいのだろうか? 一体何を書けばいいんだろう……」と常日頃から考えています。
 そんな悩みを指導医の先生に相談したところ、「研修医は患者さんに沢山会って、小さなことでもいいから困っていることを拾い上げるのが仕事。それを解決するには何をしていけばいいか、それを書けばいいですよ」とアドバイスを頂きました。
 確かに便秘一つとっても原因の鑑別、処方する薬剤の種類、量、時間と考えることは沢山あります。自分で課題を見つけて解決への道筋を書いていけば自ずと価値のあるカルテになっていく、と信じて頑張っていこうと思います。 仕事のことばかり考えるのも大変なので、機会があったら休日に外に出るようにしています。
 宮崎では車がないと生活できないので、電車に乗る機会はほとんどありません。そこで先日、あえて電車で油津まで行ってきました。
 片道1時間以上もかかりますし切符の値段も高いのでコスパはそんなに良くなかったのですが、電車旅でしか味わえないゆったりとした時間を楽しめました。いつか日南線終点の志布志まで行ってみたいですね。

(研修医 S.K)

センターひろば

卒後臨床研修センター通信vol.44

2023年11月発行!大学病院ならではの研修医体験記、研修医の学会受賞など、卒後臨床の今をお伝えします!

バックナンバー»