宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2021年09月21日更新

あっという間の研修

研修が始まって6か月が過ぎようとしています。ものすごく早く感じてしまいます。やらないといけないことや覚えなければならないことが多いからでしょうか。

研修が始まって重要だなと思ったことは薬のことについてです。学生の頃は商品名などは覚えず、「Ca拮抗薬」だとか「β刺激薬」だとか大まかにしか覚えていなかったのですが、いざ現場で働きだすと薬の商品名で呼ぶことがとにかく多い。指導医の先生に「メプチン使おうか」と言われても「メプチン?メプチン…何だっけ?」となってしまってどうしてもそこで思考が止まってしまいます。また、使う薬がわかっても、どのくらいの量を使えばいいかもわかっていないと実際に使うことができません。

指導医    「痛み止めは何使う?」
自分       「え~、カロナールでよろしいでしょうか」
指導医    「うん、いいよ。どのくらい使う?」
自分       「どのくらい?ん~…」

薬は商品名、用量ともに覚えないといけないなと思った瞬間です。

さて、私は4月から9月の間は大学病院ではなく外の病院で研修を受けさせていただいており、現在は宮崎市郡医師会病院の救急科で研修を受けさせていただいています。救急科の研修では、外来のファーストタッチをやらせてもらえ、入院となったら入院の手続き、退院となったら退院のための準備もさせてもらえます。入院中の患者の病棟指示のことや病態に合わせた薬剤の変更などを自分でも考えることができ、何より、外来初診から患者をみて、退院まで患者さんをみれるというのはとても勉強になります。もちろん、指導医の先生方もみていてくださり、患者さんのことについてわからないことは丁寧に教えてくださります。

10月からはやっと大学病院での研修です。学生の時のクリクラ以降は全く大学病院のカルテを開いたことがなく、まずはカルテの使い方を覚えることに四苦八苦しそうな気がしますが、これからも充実した研修になるように頑張っていきたいと思います。

(研修医 M・H)

センターひろば

卒後臨床研修センター通信vol.44

2023年11月発行!大学病院ならではの研修医体験記、研修医の学会受賞など、卒後臨床の今をお伝えします!

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