宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2019年01月31日更新

【報告】1月26日 『基本的臨床能力評価試験』を本院研修医が受験しました!

1月26日に、本院の1年次研修医26名が「2018年度基本的臨床能力評価試験」を受験しました(於:卒後臨床研修センター・セミナー室)。

本試験は「現在の臨床研修制度によって、研修医は本当に基本的臨床能力が身についているのか」という命題に答えるべく、NPO法人日本医療教育プログラム推進機構により2011年度より開始されました。
宮崎大学は、この第1回目より当試験に参加しております。当初は有志を募っての受験(初回は8名)でしたが、2016年度からは原則として1年次研修医には全員、受験を促しております(受験費用は大学病院で負担しています!)。まさしく「自分が初期研修医としてどのくらいの立ち位置にいるのか?」「宮崎大学の研修医がどのくらいの立ち位置にいるのか?」ということを示すひとつの尺度になります。研修医自身の意識づけの一端になれば幸いですし、卒後臨床研修センターとしても本院研修プログラムの見直しに寄与するものとして、良い機会だと思っています。

問題の内容について詳しく述べることはできませんが、なかなかに実践的な良問が出ていますね。現場の空気感や緊張感をできるだけ醸し出すように問題が仕掛けられている感じがします。今回から動画を視聴しての解答という問題もありました。こういった内容で、全60問、試験時間は120分。解く側からすればなかなかにハードな時間だったかもしれません。

今回トライされた多くの先生方が、このような本格的試験は医師国家試験以来だと思います。医師って結構働き出してからもいろんな試験を(数年に1回くらいのペースで?)受けることになるんですよね。生まれながらに我々は“試験を受け続ける”種族なのかもしれません(苦笑)。

今回の試験結果は、後日しっかりフィードバックさせて頂きます。ハードな研修の中で、土曜日の午前中という貴重な時間を使っての受験、本当にお疲れ様でした。

(卒後臨床研修センター 宮内 俊一)

 

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