卒後センター研修医・教員ブログ
2018年08月31日更新
新・小児科研修重点プログラム1期生
小児科の木許恭宏です。
宮崎大学の研修プログラムに小児科研修重点プログラムがあります。文字通り、小児科を重点的に研修できるプログラムですが、本年度からリニューアルされ、研修1年目に小児科を研修できる内容に変更となりました。
全体的な研修内容としては、1年次に重点科目の小児科研修を3か月、本院プログラム指定の必修科目として内科6か月、救急3か月を研修します。2年次は、必修科目として外科系2か月、精神科、地域医療、産婦人科をそれぞれ1か月、前述の自由選択研修期間として3か月を研修し、残りの4か月は小児科研修に専念します。
記念すべき新・小児科研修重点プログラムの1期生は、児嶋耕太郎先生です。1年目の4月~6月の3か月間を宮崎大学の小児科で研修しました。研修医になったばかりの4月から小児科で研修するのはかなり大変だったと思います。はじめはどうしていいかわからないという様子もありましたが、3か月間で知識も手技も患者さんとの接し方も上手になりました。
なかでも最も印象に残ったエピソードをご紹介します!
児嶋先生はとても真面目で、こども相手でもとても丁寧に相手をしていました。でもこどもは容赦がありません。お笑い好きのRちゃんから、「オオシマ先生!」と声をかけられ、最初はうまく反応できませんでした。それからRちゃんの指導が入り、日に日にリアクションが良くなり、1か月後には、間髪入れずに「児嶋だよ!!!」の返しができるようになりました。
このように僕ら小児科医は毎日こどもたちから元気をもらっています。そしてこどもたちの笑顔を絶やさないようにするのが僕ら小児科医の役目だと思っています。研修のスタートが小児科というのは大変なことも多かったと思いますが、医者という仕事の原点である「患者さんを元気にしたい」という気持ちを強く持ってもらえたらうれしいです。
児嶋先生は、患者さんだけではなくまわりのみんなから愛される先生になると思います。頼もしく成長した先生にまた来年会えるのを楽しみにしています。ね、オオシマ先生!
笑顔の素敵な児嶋先生
(卒後臨床研修センター 助教 木許 恭宏)