宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2018年07月26日更新

宮崎の周産期医療の状況ってどうなの!?

産婦人科の山下です。

今回は、周産期のお話をします。
まず、周産期とは?→妊娠22週から出生後7日未満の出産前後の期間とされています。
では、『 周産期死亡率 』という言葉をご存知でしょうか?
定義は、



厚生労働省が出す統計の一つで、周産期における胎児と新生児を合わせた死亡率のことです。
簡単に言えば、どれだけ出産が安全にできるかの指標で、数値が低いほど優秀といえます。

宮崎県では、年間約10000件の分娩があります。
県内には、1次施設 32、2次施設 7と3次施設である大学病院の分娩施設があり、
宮崎県の分娩に日々、一生懸命取り組んでいます!
その結果、宮崎県の周産期死亡率は低下し、1999年には全国1位となりました。
以降もトップレベルを維持しています。

ちなみに、日本の周産期死亡率も諸外国と比べると低く、安全なお産ができる国と言えます。

以上、宮崎の周産期でした。


宮崎大学 総合周産期母子医療センターの様子

 (山下)

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