宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2017年05月12日更新

「あれ〜、この人誰だったっけ?」

膠原病感染症内科の宮内俊一です。
いきなりですが、誰しも経験ありますよね?「あれ〜、この人誰だったっけ?」って経験。

先日、街中のあるお店で、絶対に自分が知っているであろう、若い女性を見かけたのだけれど、名前が思い出せない。いや、どこで会った人かが思い出せない(汗)。初めに言っときますが、下心のある話しではないですよ。純粋に、「どこの誰だか思い出せない!」って話しです。

そんな時の自分の頭の中の思考回路は以下の様になります。

候補1:患者さん
私の専門である膠原病は女性に多い疾患で若い患者さんも多いため、世代を問わず女性は自分の患者さんであるケースがあります。そして、患者さんのことを忘れるわけにはいきません!でも、時々思い出すのに必死になることはございます(苦笑)。

候補2:看護師さん
昔からたくさんの病院で勤務しているため、そりゃあ顔見知りの看護師さんも多いです。

候補3:患者さんのご家族
患者さんならまだしも、ご家族だとなかなか記憶から呼び起こせないことはあります。顔だけは覚えてても。。。

候補4:大学の後輩
いまだに大学の部活の練習や飲み会にしばしば参加しているので、顔だけ知っていて名前はちょっと、、、という方も少なからずいます。

だいたい候補1〜4で片付くことが多いです。
それでもなお思い出せないという時は、以下の様に拡がっていきます。

候補5:大学病院内で働いている方々
医事課や情報部などの方々や、ヘルパーさん、薬剤師さん、ローソンの方々など。案外関わりは断片的でありながら記憶に残っているものです。でも私服ですれ違うと、ちょっと思い出せません(涙)

候補6:良く買い物するお店や飲み屋で働いている方
もはや一般人(、、、という言い方が相応しいかどうか、、、)なんですが。でもこの方々と候補3が同一になることもあったりして。そう言えば、ある患者さんをお看取りした数週間後に同僚達と行った飲み屋のママがその患者さんのご親戚で、「先生あの時はお世話になりました」って言われたことがあります。幸い暗い話にはなりませんでしたが、なかなかに酔っ払えなかった記憶があります。

おまけ:他県出身であるため、家族・親戚や高校の同級生などとバッタリ会うことはありません。自分の中ではこの方々は候補には初めから入っていません。

研修医の皆さんの思考回路はいかがですか?
そのうち、ホントに思い出せなくて、一日中気持ち悪〜い感覚を引きずる日が来ますよ〜。

(宮内)

 

センターひろば

卒後臨床研修センター通信vol.44

2023年11月発行!大学病院ならではの研修医体験記、研修医の学会受賞など、卒後臨床の今をお伝えします!

バックナンバー»