宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2023年04月04日更新

【報告】「宮崎県研修医合同基本手技実習に参加しました!」

 新研修医オリエンテーションの2日目。午前中は医薬品の取り扱い、臨床倫理、SNSにまつわる情報モラル、電子カルテ操作について、他の医療職採用者との合同講義が続きました。
 そして午後は、宮崎県内の基幹型臨床研修病院の新研修医(医科52名+歯科6名=計58名!)が一堂に会し、本学医学部の臨床技術トレーニングセンターにおいて「宮崎県研修医合同基本手技実習」が行われました。

 この「基本手技実習」では、医療の現場ですぐに必要とされる基本手技について、実際の患者に実施する前に、シミュレーション訓練を通じて安全な実施手順や標準的方法を確認することを目的としています。そして県内の新研修医が全員集合して実習を受けることで、研修施設を超えた「横の連帯感」を醸成するという狙いもあります。またその指導を担うのは本院卒後臨床研修センター教員と、4月4日現在本院に在籍している宮崎大学or県立宮崎病院or県立延岡病院所属の2年次研修医、そして数名の外科専攻医の総勢24名で、指導医監督のもと若手医師が後輩の研修医に指導を行うという「縦のつながり」の構築も重視しています。

 58名の新研修医は5つのグループに分かれて、『①静脈採血』、『②静脈路確保』、『③ルート作成/アンプルカット/筋注』、『④動脈採血』、『⑤縫合』という5つのブースを廻ります。それぞれのブースでそれぞれのスキルを習得していくわけですが、新研修医の皆さんは学生実習時以来久々となる手技実習に少々どぎまぎしながら、それぞれの課題に取り組んでいました。

 全行程の終了時には、新研修医、2年次研修医、専攻医、指導医の全員で記念撮影も行いました。参加者全員の笑顔が実習の成功を表してくれていると思います。

 明日からのオリエンテーションも引き続き頑張りましょう!今回ご協力頂いた皆様には心よりお礼申し上げます。

(文責) 宮内 俊一

センターひろば

卒後臨床研修センター通信vol.44

2023年11月発行!大学病院ならではの研修医体験記、研修医の学会受賞など、卒後臨床の今をお伝えします!

バックナンバー»