医学部(2学科)
医学部概要
医学部は、昭和49年国の無医大県解消施策・一県一医大構想のもとに設立された宮崎医科大学を前身とし、平成15年10月の統合により、その29年の歴史を終え宮崎大学医学部となりました。
本学部の使命は「地域における医学・医療の中心的な役割を果たすと同時に、進歩した 医学・看護学を修得せしめ、人命尊重を第一義とし、医の倫理に徹した人格高潔な医師、医学者、 看護職者及び看護学研究者を育成し、国内外の医学及び看護学の水準向上と社会福祉に貢献すること」を使命としています。
医学科
宮崎の地域医療に貢献でき、国際的にも活躍できる優れた医師及び医学研究者の育成を目指しています。本学科の卒業生は、医師として、医学研究者として、あるいは医学教育者として幅広い分野で活躍し、医学の発展と社会福祉の向上に貢献しています。
看護学科
看護による健康への支援をとおして社会と地域の保健医療に貢献できる人材の育成を目指しています。本学科の卒業生は、豊かな人間性を有した看護師、保健師、または助産師として、人々の健康と生活への援助を実践し、看護の質の向上と看護学の発展並びに社会の福祉に貢献しています。
医学獣医学総合研究科(修士課程1専攻、博士課程1専攻
平成22年4月、教育研究の更なる充実と深化を深めるために、医学系研究科を改組し、医学獣医学総合研究科(博士課程)が設置されました。また、平成26年4月には、修士課程が設置されました。
(1) 修士課程では、医学・獣医学分野及び医療社会学分野の研究と教育、あるいは高度な診療支援に携わる人材の養成を主眼とし、専門分野に偏らない幅広い基盤的知識の習得、それを基礎とした研究能力を養うことを目的とし、生命科学の発展と社会の福祉向上に寄与することを使命としています。
(2) 博士課程では、高度専門職業人としての医師、獣医師及び研究者・教育者の養成を主眼とし、医学・獣医学の分野において自立して研究活動を行うのに必要な高度の研究能力とその基礎となる豊かな学識を養うことを目的とし、医学・獣医学の発展と社会の福祉の向上に寄与することを使命としています。
医科学獣医科学専攻(修士課程)
生命科学研究者育成コース
「生命科学研究者育成コース」では、医学と獣医学が連携・融合することにより、生命科学に関する広範な知識に基づいた総合的判断力と研究能力を備え、技術・知識基盤社会の形成に資する研究者及び教育者の養成を目的としています。
このコースは、生命科学に関する広範な知識を学んだ上で、医学ないし獣医学研究における重要な基盤技術を修得し、自立した研究者として研究を行うための基礎を修得することができます。
高度医療関連技師養成コース
「高度医療関連技師養成コース」では、高度な研究マインドに裏打ちされた質の高い医療関連技師の養成を目的としています。
このコースは、医療現場における専門的医療支援技能者が、合理的・科学的な思考能力やより高度な専門知識と技術を修得することができます。
生命倫理コーディネーターコース
「生命倫理コーディネーターコース」は、希少性のある専門職業人として今後の社会ニーズが期待される臨床倫理コンサルタントの養成を目的としています。
このコースは、生命科学や医療における倫理コンサルトに関する基礎知識と専門的スキルを修得することができます。
医学獣医学専攻(博士課程)
高度臨床医育成コース
「高度臨床医育成コース」は、高い倫理観を有する専門性の高い診断・治療技術に裏打ちされた高度な研究マインドを持った指導的臨床医の育成を目的としています。
このコースは、臨床と研究をバランスよく経験することにより、双方の能力を兼ね備えた高度臨床医を育成するもので、各医学専門学会での専門医認定資格を視野に入れた臨床技術を修得することができます。
研究者育成コース
「研究者育成コース」は、国際的に活躍できる医学・獣医学の教育研究を担う人材育成を目的としています。
このコースは、本研究科における大学院教育の中核をなすものであり、学修課題を複数の科目等を通して体系的に履修するコースワークにより、将来研究者・教育者として自立するために必要な医学・獣医学の両分野にまたがる幅広い専門知識と、研究に必要な実験のデザイン等の研究手法や研究遂行能力を修得することができます。
高度獣医師育成コース
「高度獣医師育成コース」は、獣医診療において、医学の診断・検査法、治療法、手術方式を学び、その手法を履修することで、専門性の高い診断・治療技術を修得し、高度な研究マインドを有する指導的獣医師の育成を目的としています。
このコースは、獣医診療に軸足をおいた他に類を見ない特色あるコースとなっています。
看護学研究科(修士課程1専攻)
看護学研究科は、平成26年4月、大学院改組により、看護学研究科を設置しました。
本研究科は変化する地域社会及び複雑化する社会情勢のニーズ、拡大・専門化する看護学及び看護学教育の必要性から、学部教育を基に更なる能力開発と同時に保健医療福祉の現場で広く活躍できる看護研究者・教育者・実践者・指導者を育成することを目的としています。地域社会のニーズに応え、学際的思考と国際的視野から、研究成果を世界に向けて発信することにより看護学の発展に寄与することを使命としています。
看護学専攻(修士課程)
研究者育成コース
「研究者育成」コースは、看護学の教育者・研究者としての基礎づくりをするコースであり、学士教育を基盤として、人間の個体としての特性や看護学の体系化、教育評価、看護技術の開発や実践効果の検証などを積極的に推進していく能力を育成する教育者・研究者の育成を目的としています。このコースには、「基盤システム看護学」、「地域・精神看護学」、「成人・老年療養支援看護学」、「母子健康看護学」の4つの教育・研究領域を設置しています。
実践看護者育成コース
「実践看護者育成コース」は、専門看護師の育成を行う「がん看護領域」、実践力を有する助産師を育成する「実践助産学領域」(免許取得課程)と、実務経験のある助産師のキャリアアップを図る「実践助産学開発領域」を設置し、教育・臨床で研究的思考を持って実践する看護専門職の育成を目的としています。
医科学看護学研究科(修士課程2専攻)(募集停止)
医科学看護学研究科は、平成15年に医科学専攻、そして平成17年に看護学専攻が設置され、平成22年4月、大学院改組により医学系研究科から医科学看護学研究科に名称変更しました。
本研究科は「人間の複雑多彩な生命現象を形態学的、生理学的並びに生化学的に研究し、自然環境、社会環境をも研究対象として社会に貢献できる高い研究能力を持つ研究者を育成すること」を使命としています。
医科学専攻(修士課程)
他の学問分野の学部卒業生を幅広く迎え入れ、広い視野に立って精深な学識を修得し、専攻分野における研究能力または高度の専門性を要する職業等に必要な能力を養うことを目的とし、医学の発展と社会の福祉の向上に寄与する人材の育成を使命としています。
看護学専攻(修士課程)
問題解決能力を有する看護実践者の育成と看護学の教育・研究者の素地育成を目的として、各種の医療機関、保健・福祉施設、行政、教育・研究機関などにおいて、看護実践・指導・研究・教育ができる人材の育成を使命としています。
医学系研究科(博士課程)(募集停止)
博士学位論文 内容の要旨及び審査の結果の要旨
博士の学位を授与したので、学位規則(昭和28年文部省令第9号)第8条の規定に基づき、その論文の内容の要旨及び論文審査の結果の要旨を公表します。