宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2016年04月05日更新

H28年度宮崎県研修医合同基本手技実習

 4月4日は、4月2日の「All Miyazaki研修医スタートアップセミナー&ウェルカムパーティ」に続き、宮崎県新研修医合同のイベント(今回は実習)を開催しました。
 場所は、宮崎大学医学部臨床技術トレーニングセンターで、2014~2015年の2年間をかけてリニューアルしたこともあり、大人数での同時実習が可能となったことも今回の企画実現の要因でした(現在は、4つのシミュレーションルーム+1つのカンファレンスルームがある立派な施設に生まれ変わりました)。
 対象は新研修医46名(宮崎大学医学部附属病院30名、県立宮崎病院12名、宮崎生協病院3名、藤元総合病院1名)で、8つのグループに分かれて、①静脈採血+動脈採血、②シリンジポンプ操作、③経鼻胃管挿入+縫合、④12誘導心電図装着+筋注・皮下注の4ブースを50分ずつローテーションしていただきました。
 この実習形態自体は、約7年前より宮崎大学の研修医に対しては実施していたのですが、今回のように県内の複数の基幹型臨床研修病院の研修医合同で開催したのは今回が初めてでした。
 各ブースで指導をして下さったのは、宮崎大学医学部の卒後臨床研修センターおよび医療人育成支援センター教員を合わせた10名と新2年次研修医18名でした。新2年次研修医は年度初めで自身の研修も大変忙しいのですが、事前に各診療科に4/4午後は研修医指導のため診療業務フリーとしていただけるようにお願いしたところ、全ての診療科が配慮して下さり、十分な指導者確保ができました。
 私は全体運営・調整担当で、その傍ら研修医や2年次指導医の様子をずっと見させていただきましたが、私が最も嬉しかったのは、2年次研修医の指導が非常に優しく丁寧で、とても上手だったことでした。実は彼らは、1年前に新研修医としてこの実習を受ける側だったのですが、ちょうど1年経った本日は基本手技とは言え余裕綽々で堂々と教えている姿を見ることができ、それが嬉しかった…。
 4時間で8種類の手技を次々と経験していく結構タイトなスケジュールだったのですが、研修医のみなさんは集中力を切らすことなく、一生懸命実習に励んで下さいました。実習後も「内容は充実していた」という声をたくさんいただき、やってみて本当に良かったなと思いました。
 今回の開催にあたっては、宮崎県と宮崎大学のコラボレーションで実施したこともあり、宮崎のTV局や新聞社の方々も取材に来て下さいました。
 最後に、新研修医、先輩研修医、指導医全員で集合写真を撮りました。私にとってまた一つ宝物となる記念写真が増えました。ぜひ来年もより内容を充実させて実施できればと思います。来年は大学以外の2年次研修医や指導医の方にも指導に入っていただければより盛り上がりそうです。
                                                (小松)


 


 

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