宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2016年04月07日更新

研修医対象救急蘇生講習会

 研修医オリエンテーションも5日目を迎えました。本日(4月6日)は、終日、本院研修医対象の救急蘇生講習会を実施しました。
 午前中は、座学中心で、JRC蘇生ガイドライン2010に基づいた一次救命処置(BLS)、二次救命処置(ALS)の要点と最新のガイドライン2015の改訂ポイントの説明を行い、BLS、ALSの各手技やチーム蘇生の実際をDVD教材で学習しました。
 午後は、臨床技術トレーニングセンターに場所を移して、実習を行いました。受講者は8つのグループに別れ、初めに、ブース別実習として、①BLS、②気道管理(気管挿管など)、③静脈路確保(静脈留置針の穿刺訓練、ルート作成、アンプルカット)、④マニュアル除細動器の使い方、のブースを2グループずつローテートしました。その後、チーム蘇生実習として、4つのグループに分かれ、①急性冠症候群による心室細動(Vf)、②造影剤アナフィラキシーショックによる無脈静電気活動(PEA)、③腎不全の高カリウム血症による無脈性心室頻拍(VT)、などの心停止シナリオを順次学習しました。
 特に、蘇生チームのリーダーを現場に出る前に経験しておくことは重要で、今回の実習(シミュレーショントレーニング)では、逐一自分の指示の出し方や心肺蘇生の質評価のあり方などをチェックすることができ、研修医にとっては大変有意義ではなかったかと思います。
 今回の講習会のインストラクターは、大学の各診療科から1名ずつ選出された混成チームでした。この意図は、宮崎大学病院全体で研修医を歓迎し、積極的に教育していくという姿勢を示すと共に、どの診療科でも蘇生処置に関わることを研修医にも実感していただくというもので、本院独自の取り組みです(2001年にこのような形式で開始され、もう15年以上継続しています)。資格認定のAHAコースやICLSコースには及びませんが、これらの認定インスト保有者も多く含まれた指導メンバーであり、一定のクオリティは担保できていたと思います。また、インストラクターの半分以上は、かつて研修医としてこの講習会を受けた方々で、今回研修医への指導という立場で再び関わっていただけたことが大変嬉しかったです。研修医ならびにインストラクターの先生方、お疲れ様でした。
                                                 (小松)

 実習風景①(一次救命処置BLS

 実習風景②(気管挿管)

 実習風景③(静脈路確保)

 実習風景④(チーム蘇生)


 

センターひろば

卒後臨床研修センター通信vol.44

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