宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2016年04月04日更新

All Miyazaki研修医スタートアップセミナー&ウェルカムパーティ開催

 平成28年4月2日に宮崎観光ホテルにて、「All Miyazaki研修医スタートアップセミナー&ウェルカムパーティ」が開催されました。
主催は宮崎県臨床研修運営協議会で、1月末より宮崎大学(医療人育成支援センター+卒後臨床研修センター)と県医師会、県がタッグを組んで、準備を重ねてきたものです。
 4部構成になっており、第1部は九州厚生局宮崎事務所による宮崎県内全1年次研修医を対象とした保険診療等に関する講習会でした。第2部は、1年次研修医には県医師会から保険診療説明会と医師会の活動紹介、2年次研修医には宮崎県および宮崎大学から新専門医制度説明会を並列して実施しました。
 そして、第3部は、今回の目玉企画である、福井大学医学部附属病院救急総合診療部の林寛之教授を特別講師に迎えての臨床研修講演会でした。お題目は「ERサバイバル御法度~充実した研修・医師人生のために~」、講演内容は…、余りのインパクトの強さで文字表現は不可能なほど面白く、分かりやすく、興奮するものでした。「歩いて救急外来を訪れる患者の0.2~0.7%は実は隠れ重症患者。将来どの科に進もうと、よくあるハイリスク疾患の非典型例に強くなっておきたい。初期研修は自分のための研修ではなく、患者のためなのだ。」 林先生のこのメッセージが卒後19年目となる私の心にもグサッと突き刺さりました。講演会後は研修医がみな目をキラキラ輝かせながら「研修モチベーションがMaxになりました!」と感想を言ってくれました。研修医の心を掴んで離さない林先生の魅力を宮崎の地で存分に体感できる貴重な講演会でした。
 第4部は県内新研修医+2年次研修医の祝賀会で、宮崎県知事、県医師会長、宮崎大学長、医学部長、病院長を始め、県内の各医療機関から大勢の指導医が参加しての、大変盛大なものとなりました。研修医代表挨拶は本院の岩佐一真先生が清々しく立派に務めて下さいました(急なアドリブもお見事!林先生も褒めてましたよ)。
 想像以上に内容の濃いイベントとなり、私の稚拙な文章力のためうまくまとめられませんでしたが、新たな形で実施したこの会のネーミング「All Miyazaki研修医スタートアップセミナー&ウェルカムパーティ」(命名した私のセンスはどうかな?と思いますが…)にあるとおり、「All Miyazaki」を合言葉に今後も宮崎全体の研修をしっかり盛り上げていきたいと決意を新たにできた1日となりました。
 最後に、2か月かけて本会の成功を願って連日準備を行って下さった、宮崎県医療薬務課、宮崎県医師会、宮崎大学医学部総務課卒後臨床研修係の事務の皆様に心より御礼申し上げます。そして、林寛之先生には宮崎の研修医、医学生、指導医にそれぞれ違った闘魂注入をしていただき、本当にありがとうございました。
                                                      (小松)

【写真1】専門医説明会風景

【写真2】林先生講演会風景

【写真3】祝賀会全体風景

【写真4】岩佐先生挨拶

【写真5】研修医壇上挨拶(宮崎大学)
 

センターひろば

卒後臨床研修センター通信vol.44

2023年11月発行!大学病院ならではの研修医体験記、研修医の学会受賞など、卒後臨床の今をお伝えします!

バックナンバー»