宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2020年06月02日更新

背中さすりは大事!

研修医1年目の小野健太です。新型コロナウイルスの影響もあり、例年とは異なる不思議な始まり方となってしまいましたが、何よりも無事医師としてのスタートを切れたことを嬉しく思います。

4月は膠原病・感染症内科,5月は消化器内科をローテートしていました。
分からないことだらけで最初は不安もありましたが、どちらの診療科でも、なんでも気軽に質問できる若手の主治医の先生がいて、その上に様々な知識を教えて下さる指導医の先生がいるという環境があり、安心して研修を行うことができました。

消化器内科は入局を考えている診療科の1つでもあり、気合を入れて頑張りました!
学生の頃はそんなに忙しさは感じていませんでしたが、研修医として回ってみると、病棟業務に加え内視鏡検査があり、症例も腫瘍、炎症性腸疾患、胆膵領域などと幅広くかなり大変だなと感じました。しかし、そんな中でも若手の先生方が一生懸命取り組み、上級の先生方も熱心に指導している様子が印象的で、頑張りがいのある環境だなと感じました。

消化器内科の研修では、希望者は内視鏡検査を受けさせてもらえます。僕はこれまで胃カメラを受けたことがなかったですし、このブログのいいネタになるというのもあり(笑)、検査を希望しました!

検査当日は、朝食は抜いてきます。空き時間に検査室に入り、咽頭麻酔をして、あとは横になってされるがままといった流れです。受ける前怖さはありましたが、「喉元過ぎれば・・・」といった感じで一旦カメラを飲み込んでしまえば後はそんなにつらくないだろうと思っていました。しかし実際は検査中ずっと喉のところがつらかったのがびっくりで、途中ギブアップしたくなりましたが、背中をさすってくれている先生の手で気を紛らわしながら、呼吸に集中してなんとか乗り切りました。背中さすりがなかったらやばかったと思います。
検査を実際に受けてみて、(個人差はあるとは思いますが)検査の苦痛や、声かけ・背中をさするなどの介助の重要性など初めて分かることが多くあり、いい経験になりました。

6月は精神科です。やっと慣れてきた頃にまた環境が変わってしまうのはしんどいですが、同じ様に頑張っている同期のみんなと励ましあいながら、1日1日を歩んでいきたいと思います!

(実施医:鈴木先生、背中さすり:吉田先生、撮影:山嶋先生)

(1年次研修医 小野 健太)

センターひろば

卒後臨床研修センター通信vol.44

2023年11月発行!大学病院ならではの研修医体験記、研修医の学会受賞など、卒後臨床の今をお伝えします!

バックナンバー»