宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2021年05月13日更新

研修医1年目 最初の1か月を振り返って

こんにちは、1年目研修医です。4月から宮崎善仁会病院 救急総合診療科で研修させていただいております。医師になって1か月が経過しました。ここまでの研修の様子を長々とお伝えできればと思います。
宮崎善仁会病院はイオン宮崎の隣にある8階建てのあの病院です。病室は6~8階と高層にあり、病室からは宮崎港、オーシャンリゾート、市街地、双石山をそれぞれに眺めることができます。なので病棟回診では風光明媚な宮崎の景色を一巡することになります。

さて、4月1日に入職してから1週間は宮崎大学医学部附属病院でオリエンテーションを受けました。オリエンテーションの様子については卒後臨床研修センターのブログにも詳しく載っています。受ける側としても研修を始めるにあたってこのように準備し尽くされ考え抜かれた内容のオリエンテーションを受けることができ、大学病院を選んで良かったなと思わされました。
そして4月9日から宮崎善仁会病院での研修が始まりました。4月初っ端から救急で研修医は1人であるためちゃんと乗り越えられるのかという不安がありましたが、指導医の先生、ERの看護師さん、そして周りのスタッフに支えられ充実した毎日を送らせていただいております。指導医の先生はこちらのレベルを把握し、初歩的なことから丁寧に指導してくださいます。研修医室にはありとあらゆる分野の医学書が揃っており、救急・総合診療の幅広さを感じさせられるとともに様々な領域の勉強ができる環境です。
研修内容としては救急車の受け入れ、問診から始まって採血・点滴、エコー、縫合、カルテの記載などをやらせていただいています。いつも指導医の先生がカーテンないしカルテ越しに見守ってくださっており、相談もしやすい雰囲気です。当然のことですが、すべての事柄において指導医の先生がやった方が10分の1くらいのスピードで終わるところ、あえて私に仕事を振ってじっと待って(耐えて?)いただいており、まるで子育てのように辛抱強く指導していただいています。本当に有難いことだと思う日々です。実際に患者さんに対して面接や手技をやらせていただくことが「指導医の先生のようにできるようになりたい」というモチベーションにもなっています。

善仁会病院の先生方を見渡しますと、写真、模型作り、プラモデル、ファッション、車などそれぞれに趣味をお持ちです。傍で過ごさせていただいておりますと、趣味の中に様々な「想い」が込められているように見えてくる次第です。私はこれといった趣味のない人間ですが、自分も没頭することで一瞬でも仕事を忘れ、諸々の感情をゼロに戻せるような楽しみを見つけられたらいいなと思うようになりました。
まだ1か月、されど1か月です。1日1日を大事に、1か月2か月と積み上げ、2年の研修医生活を実りあるものにしたいです。以上です。お目通しいただきありがとうございました。

研修医 H.A.

センターひろば

卒後臨床研修センター通信vol.44

2023年11月発行!大学病院ならではの研修医体験記、研修医の学会受賞など、卒後臨床の今をお伝えします!

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