宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2020年06月18日更新

研修医日誌 精神科編

研修医一年目の金子博樹です。
研修医として病院で働きだしてもう3ヶ月目になりました。最初は病棟のことを覚えるだけでいっぱいいっぱいでしたが、多少は慣れてきたように思います。
まだまだ勉強することは果てしなくありますが、1日1つでもできることを増やしていきたいです。

現在自分は精神科で研修中です。
宮大病院の精神科と言えば、もちろん、、、、、園芸ですよね。
家庭菜園ならぬ病院菜園で、若手の先生方を中心に色んな野菜を育てています。

今年のラインナップはミニトマトやズッキーニ、サツマイモなどです。
医者が集まって、やれ苗の間隔はこうだ、畝の高さはこれくらいだ。なんて真剣に考え、わざわざハンズマンで園芸用具を揃えるくらいにしっかりやっていますよ。

研修医や、時々学生も駆り出され、毎週火曜は草むしりをしています。最近は梅雨に入って蒸し暑いので、スクラブ着てたらすぐ汗まみれです。
一応レクリエーションの一環なので、身体的に問題のない患者さんも参加してくれます。家で園芸している方もいて、時々助言をくださります。奥が深い(笑)
できた野菜は収穫してその場で食べちゃったり。宮崎の太陽を浴びて育ったミニトマトはとても甘かったです。

これから夏に向けて、良い野菜ができるように、しっかりと手入れしていきたいと思います。

まあ、というのは冗談で、
現状、精神科は状態が安定している患者さんが多く、ゆったりとした時間の流れで、患者さん本人の話を聞くことに、より主眼を置いて接しています。意思疎通が難しい方から、逆に全く問題なくコミュニケーションが取れる患者さんもいて、こういうバリエーションも精神科ならではなのかもしれません。
とはいえ、身体的な疾患を持っている方も多く、症状が心の問題なのか、身体の問題なのか、両方なのか、ということは常に頭に置いて患者さんを診るようにしています。先生方も優しく丁寧に指導していただけるので、教わったことを糧に毎日成長していきたいです。

(1年次研修医 金子 博樹)

センターひろば

卒後臨床研修センター通信vol.44

2023年11月発行!大学病院ならではの研修医体験記、研修医の学会受賞など、卒後臨床の今をお伝えします!

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