宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2020年06月12日更新

研修医カリキュラム~輸液編~ 2020.6.11

お久しぶりの投稿です。

イベントごとが少なくて、投稿ペースが落ちてしまっていますが、ご了承ください。

本日は我らが小松センター長が講師となって、輸液のレクチャーをしていただきました。「自分で輸液メニューを組むためのエッセンス」と題し、輸液の基礎を学びました。受講した研修医の先生は25人以上!(さすが小松先生!!)十分換気が行われている中での充実した50分でした。

 

 

 

 

 

 

 

輸液といえば、体重から換算して適切な1日輸液量を、、、とか、Harris-Benedictの式から基礎エネルギー量を計算したり、、、とか、研修医の頃は一生懸命に時間を割いていたなぁと懐かしみつつ、輸液の組み方で患者さんに不利益をもたらしていないかな?小松先生のおっしゃる「70点の輸液」ができているかな?と自問自答しながら拝聴しました。何となくメニューを組んでしまっている場面の多さというか、輸液の組成を深く意識することが減ったなぁと反省させられた時間でした。いやはや(汗)

・年齢、基礎疾患(心、腎、肝)、体重変化、Vital signs、尿といった臨床情報

→うんうん。頭では分かっているつもりでも、再確認。

・NaCl 1g=Na+17mmEq →研修医の頃から忘れてないゼ。

・KCl 1g=K+13mEq →もう忘れてました(汗)

・一日に必要な水分量1500~2000ml →これは大丈夫

・同Na 50-80mEq →記憶はちょっと怪しいけど、NaCl換算で3-5gと言われれば納得

・同ブドウ糖100g →覚えた記憶すらない。ビーフリード®任せだったかも。。。

と、あんまり自分の不勉強を晒すのも辛いので、この辺で、、、

小松先生の金言「Naを制する者は輸液を制する」ということを肝に銘じて、安易にラクテック®500mlを1日4本点滴するようなことは、少なくとも避けようと思いました。NaCl換算で15g以上投与することになりますもんね。

日々是勉強。うん。今日はまじめな記事だ。

 

(卒後臨床研修センター 鈴木)

 

センターひろば

卒後臨床研修センター通信vol.44

2023年11月発行!大学病院ならではの研修医体験記、研修医の学会受賞など、卒後臨床の今をお伝えします!

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