宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2018年05月02日更新

平成30年度 All Miyazaki研修医スタートアップセミナー&ウェルカムパーティ開催!

平成30年4月28日、宮崎観光ホテルにて、「All Miyazaki研修医スタートアップセミナー&ウェルカムパーティ」が開催されました。宮崎県臨床研修・専門研修運営協議会(宮崎県・大学・医師会合同組織)の主催で、県内全ての研修医が一同に会しての講演会や祝賀会を開催するもので、本形式では今回が3回目となりました。

初めに、九州厚生局宮崎事務所による保険診療にかかる講習会、県医師会による保険診療説明および医師会の活動紹介がありました。

 

次に、大船中央病院 院長・内科部長の須藤 博先生を特別講師に迎えての臨床研修講演会がありました。お題目は、Part 1「臨床研修を始めるにあたって~私がこれまでに教わってきたこと~」、Part 2「アナタが知りたい身体診察、アナタもできる身体診察」の2部構成でした。Part 1では、いきなり「初期研修の2年間は何のためにあると思いますか?」というご質問から始まりました。フロアの研修医から、「将来の自分の進路を見極めるため」との回答に、「自分のためじゃないですよ。ちゃんとした水準の医療を提供できるため、患者や社会に対する責任を果たせるように修練するための2年間です」とのお言葉。これが私にとって最もインパクトがありました(自分は研修医にこんなに重みのある話はできていなかったなと反省…)。その後も研修医としての心構えについて、たくさんの名言をいただきました。Part 2では、多くの著書、とりわけ「サパイラ 身体診察のアートとサイエンス」の監訳でも有名な須藤先生の真骨頂である身体診察の奥義を、たくさんの動画も交えながら存分に堪能させていただきました。これから患者さんを診ていく研修医にとっては、身体診察の奥深さと面白さを大いに感じる機会となったのではないかと思います。後日談ですが、実は須藤先生の講義、研修医以上に指導医の先生方の反響が大きかったようです。

講演会の後は、県内新研修医+2年次研修医の祝賀会で、河野宮崎県知事、河野県医師会長、池ノ上宮崎大学長を始め、県内の各医療機関から大勢の指導医が参加しての、盛大なものとなりました。研修医代表挨拶は、宮崎大学医学部附属病院の田村穂高先生が務めて下さいました(本当に素晴らしい宣誓でした!)。

 

今年も、充実した内容のイベントとなりました。豪華講師陣を毎年お招きしているため、来年はどうしよう…と今から悩んでおります。

最後に、本会の準備にご尽力いただいた、宮崎県医師会、宮崎県医療薬務課、宮崎大学を始めとする事務関係者の皆様に心より御礼申し上げます。来年も頑張りましょう!

(小松)

 

センターひろば

卒後臨床研修センター通信vol.44

2023年11月発行!大学病院ならではの研修医体験記、研修医の学会受賞など、卒後臨床の今をお伝えします!

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