宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2021年08月19日更新

創作物の中の医師と現実の医師

幼少期から、小説や漫画が好きです。医療ものは好きなジャンルの一つで、そこそこたくさん読んできたという自負があります。人気の医療ものは実写化しやすいので、実写化されたドラマや映画もいくつか観てきました。

特に好きなキャラクターは『ジェネラル・ルージュの凱旋』をはじめとする海堂尊作品に出て来る速水晃一です。東城大学医学部付属病院(もちろん架空の大学病院)の救急救命センター部長をしていたジェネラル・ルージュやスピードスターの異名を持つ医師です。実写化では映画を堺雅人、ドラマを西島秀俊などが演じてきました。速水晃一の好きな所を端的に言うと、めちゃくちゃにかっこいい所です。司令官の弱気は部下に伝染するという信念のもと病棟を引っ張り、患者を救うために奔走する。読んだ中学生の頃の私は既に医師になるという夢を持って勉強していたので、速水晃一のような人と一緒に働けたらいいなあと思っていました。

研修医になって5ヶ月近くが経過しました。私は今の所大学の各内科を1ヶ月ずつ回っています。速水晃一はいませんが、速水晃一のように熱い思いを胸に秘めた何人もの先生たちと出会い、まだ右も左も分からない私に様々なことを教えて頂きました。患者のためを思って懸命に診療を続けていく先生達はとてもかっこよく、私も早くそんな風になれるよう勉強の日々です。趣味の読書でたまに息抜きしながら、患者にとって最良の医療を提供出来るよう頑張っていきたいです。

最後になりましたが、このブログを読んでいるのは研修医や医学生が多いと思います。皆さん『ジェネラル・ルージュの凱旋』面白いのでぜひ読んでください!映画やドラマもぜひぜひ!

(研修医M・N)

センターひろば

卒後臨床研修センター通信vol.44

2023年11月発行!大学病院ならではの研修医体験記、研修医の学会受賞など、卒後臨床の今をお伝えします!

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