卒後センター研修医・教員ブログ
2019年06月24日更新
内科合同カンファレンス
こんちはッス。卒後臨床研修センター教員の鈴木です。
ちょっと遅くなりましたが、先週月曜日(6/17)には内科合同カンファレンスがありました。
毎月の第3月曜日くらいに(たぶん)、各内科持ち回りで症例提示をしていく検討会です。
今回は消化器。症例は60代の男性の嘔吐・経口摂取困難が主訴でした。胃前庭部後壁に粘膜下腫瘍様隆起および十二指腸球部に潰瘍性病変があるという画像提示から、診断に至るための検査や鑑別疾患を挙げていきます。
さぁ、みなさんはどんな疾患を頭に思い浮かべますか?(最終診断は下に)
前に座っていたために医学生さんが答える場面が多かったですが(笑)。
こういうカンファレンスは正解を発言することだけが目的ではないので、ちょっとの勇気を出して手を挙げてもらいたいなぁと思います。正解した時よりも、むしろ間違ったことを言っちゃったときのことの方が記憶にバシッと残るかも、ですよ。
宮崎大学では、研修医や若手医師向けのレクチャーやカンファレンスをちょこちょこ開催しています。自分だったらどうするかな、どう考えるかな、というのを体験・経験する機会になればと思います。「習うより慣れよ」的な。
「いやー、もっと若い時から、レクチャーやカンファレンスを大切にしとけばよかったなー」って感じる上の先生も多いはず!(あくまで個人的意見です。)
次回の内科合同カンファレンスも、より良い議論ができることを期待しましょう~。
(今回の症例:十二指腸癌が胃側へ進展し、粘膜下腫瘍様に隆起して通過障害を来した1例)
(卒後臨床研修センター 助教 鈴木 翔)