宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2015年06月08日更新

はじめまして

 みなさん、こんにちは。今年度より外科系のスタッフとして卒後センターの一員となりました、森晃佑と申します。現在は心臓血管外科に所属していますが、外科専門医を目指して外科の各分野をローテーションしている最中のひよっ子です。そんな僕が卒後センターの教員になることにはとても恐縮しています。それでも、つい2年前までみなさんと同じ研修医だったことを生かして、みなさんと近い距離感で、みなさんと一緒に成長していけたらと思っています。
 さて、今年度のニュースの1つとして外科の統合はみなさんご存知だと思います。これまでの第1外科、第2外科という名称はなくなり、外科が1つの「外科学講座」として新たな1歩を歩み始めました。肝胆膵外科、消化管・内分泌・小児外科、心臓血管外科、呼吸器・乳腺外科、形成外科という5つの診療分野にわかれ、これまで以上により専門的な、より質の高い医療を提供できるよう切磋琢磨しています。でも、それだけではありません。それぞれ分野は違っても、これまで通り同じ病棟で、和気藹々と楽しく仕事をしています。いざというときは密にコミュニケーションをとりながら、それぞれの得意分野を生かし、協力し合って、患者さんのために一緒になって頑張っています。
 外科学講座として一体化したことは、今後の外科医育成においても非常に有意義なことだと思っています。1つは外科専門医の取得に有利であるということです。これまではそれぞれの関連施設で各分野の経験を積む必要がありました。現在でも関連施設で様々な経験を積むことはもちろん可能ですが、極端な話をすると大学内だけでも外科専門医を取得するのに十分な経験を積むことができるようになりました。また、「外科に進みたいけど、どの分野を選択するかはやってみないとわからない」みたいな考えを持っている研修医の先生にとってもすごく良い環境なのではないかと思います。さらに、驚くべきは、現在の外科学講座では僕みたいなひよっ子でもできる範囲で手術を当ててもらっているということです。つまり、執刀医をさせてもらっています(もちろん、頼りになる大先輩が前に立ってくれているからこそですが)。こんな外科学講座で、一緒に外科を盛り上げましょう!
 最後になりますが、何か困ったことがありましたら何でも気軽に話しかけてください。僕にできることは何でも協力します。僕にできないことは一緒に上級医の先生へ相談しましょう。
 よろしくお願いします。                                       (森)

センターひろば

卒後臨床研修センター通信vol.44

2023年11月発行!大学病院ならではの研修医体験記、研修医の学会受賞など、卒後臨床の今をお伝えします!

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