宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2021年07月12日更新

たくさんの優しさに感謝

研修医となり3ヶ月が経ちました。
私は出身は宮崎県ですが、大学が県外だったのでほとんど知り合いのいない中で研修がスタートしました。同期の多くが宮大出身なのでうまくやっていけるのか不安しかありませんでしたが、最初から気軽に話しかけてくれたり、私の話に乗ってくれたりと優しい人たちだなーと感じる毎日でした。今では最初の不安が嘘みたいに、同期との会話が日々の楽しみの一つになっています。また、各科で研修する中で先生方や他の医療スタッフの優しさを強く感じています。分からないことだらけの私に丁寧に教えてくださって、うまくできなかった時もどうすれば良かったのかなどをフィードバックしてくださるおかげで次はうまくできるように頑張ろうという気持ちになります。宮崎は温暖な気候の影響か優しい人柄の県民性と聞いたことがありますが、本当だなと実感しています。私も見習って同期やスタッフ、そして患者に対して優しさを持って接することのできる医師になりたいと思っています。

この3ヶ月間、日々の仕事を覚えて行うことはもちろんですが、人の名前と顔を覚えるということを意識してきました。学生の頃、実習でお世話になった先生から「スタッフのことを呼ぶときには相手の名前で声をかけるといいよ。名前を覚えてもらっているというだけでも信頼関係の一歩になるし、それによって対等の関係になれるから患者のことも相談しやすく結果的に患者のためになるんだよ」と言われたことがあります。その時はそんなものなのかなと思っていましたが、働き始めて名前で呼んでもらえると相手が私のことを覚えてくれているんだという嬉しさがあり、あの時の先生の言葉がよく分かりました。1ヶ月ごとに科や病棟が変わり、先生や医療スタッフも変わるので毎月一から覚えなおす大変さはありますが、信頼関係の一歩として今後も意識して取り組んでいきたいと思います。

話は変わりますが、皆さんはコロナが落ち着いたら何がしたいですか。私はそんなことを考える時間が好きです。学生の時入っていた茶道部のお茶会に行きたい、趣味のマラソンで観客と一緒になって楽しみたい(青太での観客やボランティアとのハイタッチは元気をもらえます)、やりたいことは尽きませんね(笑)。まだまだ気の抜けない日々が続きますが、やりたいことが実現する時が来るよう、私にできることをしていきたいと思います。最後に「大好きな飛行機に乗って旅行に行きたい」という願いを込めて、この写真で締めさせていただきます。お付き合いいただきありがとうございました。

(1年時研修医 N.S)

センターひろば

卒後臨床研修センター通信vol.44

2023年11月発行!大学病院ならではの研修医体験記、研修医の学会受賞など、卒後臨床の今をお伝えします!

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