宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2021年07月05日更新

【報告】「宮崎県専門医プログラム合同説明会」

7月3日(土)に、宮崎県臨床研修・専門研修運営協議会、宮崎県地域医療支援機構、宮崎大学医学部、宮崎県医師会の合同主催で、「宮崎県専門医プログラム合同説明会」が開催されました。
シーガイア・コンベンションセンターにて、4階サミットホール「瑞樹葉」という2000人収容規模のホールが会場です。
私宮内は、臨床研修・専門研修運営協議会のメンバーとしての立場で、司会進行などお手伝いとして参加させて頂きました。

集まったのは、県内の基幹型研修病院で研修中の75名の研修医の皆さんと、8名の学生さん。そしてそれぞれの専門プログラムPRを行う各基幹病院、各診療科の先生方です。参加者総数は約180名となりました。検温、健康状態&行動歴確認アンケートの実施を行い、個人個人で十分な感染対策を行っていただきましたが、これだけの人数が集まると広い会場も熱気が溢れんばかりとなりました。リモート会議が続くこの時代、やはりリアルに人が集まる会は格別の良さがありますね。

まず冒頭に、宮崎県医師会常任理事の金丸吉昌先生より、本説明会の主旨と目的についてご説明がありました。続いて宮崎県臨床研修・専門研修運営協議会副会長の小松弘幸先生より、新専門医プログラムの概要説明がありました。小松先生は前日に東京出張より帰って来られたばかりであり、別室よりリモートでのご参加となりました。新専門医制度発足の経緯と現状について、そして宮崎県における現状について、リアルなデータも交えたわかりやすい解説がありました。

その後は、各専門医プログラムの概要説明です。それぞれのプログラムの説明をそれぞれの担当者の方々が順番に行いました。宮崎大学(19領域)、県立宮崎病院(内科・小児科・精神科・外科・整形外科・麻酔科・総合診療科)、県立延岡病院(内科・産婦人科)、古賀総合病院(内科)、宮崎生協病院(総合診療科)、野崎東病院(整形外科)の6施設にそれぞれのプログラムがあり、23名の担当者が檀上に立ってプレゼンテーションを行いました(一部のプログラムはプレゼンテーションやブースの出展なし)。2分間という限られた時間の中でしたが、動画やスライドを用いながら熱い思いを研修医の先生方に語ってくださいました。


これら出席者全体への概要説明があった後は、各プログラムブースでの個別相談に移りました。約50分の間に、研修医並びに学生の皆さんが思い思いのブースに出向き、相談やアンケート記入などを行いました。また、「地域医療支援機構」のブースも出展しており、情報提供を行っていました。

2年目の研修医にとっては、どの専門医プログラムを選択するかというのは自分のキャリアプランを考える上で非常に大きな意味を持ちます。また1年目の研修医や学生にとっても、初期研修のローテーション先を考える上で参考になる部分が多々あったかと思います。若い皆さんのキャリア形成の道標にこの会がなってくれれば、私としては望外の喜びです。

最後は宮崎大学医学附属病院の鮫島浩先生より激励と閉会のご挨拶を賜り、会は幕を閉じました。

医学部教育だけでなく、初期臨床研修だけでなく、この専門医養成も『All Miyazaki』体制で行われています。宮崎県におけるその方向性や意気込みを共有していただけたら、会としてはひとつの成功の形かと思います。参加された研修医と学生さん、指導医の先生方、そして準備から当日運営まで本企画を支えて下さった、宮崎県(医療薬務課)、宮崎県医師会、宮崎大学医学部の皆様、本当にお疲れ様でした。

(卒後臨床研修センター 宮内 俊一)

センターひろば

卒後臨床研修センター通信vol.44

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