宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2020年08月07日更新

お昼どき

それがスポーツの場であれ趣味の場であれ、世の物事の始まりというのは概して気忙しいものになりがちで、加えて始めは元気もやる気も満ち溢れていますから、こうなると、朝の始業の時間になにとない漫ろな雰囲気を感じてしまうのは、病院という場所に限らず社会のどんな分野の仕事をされていても共感して頂けるんじゃないかと思います。

翻って朝の研修医控室に目を向けてみれば、荷物を置きスクラブに着替えた傍から足早に研修医控室を後にし病棟に向かう者、カルテを開き昨晩の経過に目を通す者、朝のカンファレンスに備えプレゼンテーションの確認をする者、少し余裕があれば医学書を開いて知識の整理を行う者もいるかもしれません。なんにせよ、朝の時間帯は各々に一日のスタートダッシュを駆け出して、配属された診療科も別ですから、意外と研修医の間で朝の時間は共有されていない。

だから、お昼どき、だと思うのです。昼の休憩の時間は、共有されている。
午前の仕事に区切りを付け、昼食を摂りに控室に戻れば、そこには先に戻ってきた仲間がいる。あるいは後から来る。昨今の情勢も踏まえ、大手を振って長話とはいきませんが、二言・三言、“おつかれー”の言葉に続いて互いの近況を確認するだけでも、確かな時間の共有がそこにはある。改めて考えてみると、なんとなく嬉しくなりますね。

研修医生活もはや五か月目、暑さ厳しい季節になりました。太陽の光大好きな宮崎人としては、朝が早く夕の長い今の時期も良い塩梅ですが、やはり熱中症その他は怖いのでなるべく涼しい環境で過ごすようにしています。皆様におかれましても、どうぞ体調管理に気を付けてお過ごしください。最後までお付き合い頂きありがとうございました。

(1年次研修医 佐藤 倖一)

センターひろば

卒後臨床研修センター通信vol.44

2023年11月発行!大学病院ならではの研修医体験記、研修医の学会受賞など、卒後臨床の今をお伝えします!

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