宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2021年04月02日更新

【報告】「新研修医オリエンテーション・2日目です!」

新研修医オリエンテーションの2日目。午前中は感染対策、医療機器操作、医療安全管理、電子カルテ操作などについて、他の医療職採用者との合同講義が続きました。特筆すべきは、今年からSNSに関する情報モラルについての講義が新しく追加されたことです。現在はまさにSNSが社会を動かし、一個人の運命を左右する可能性がある時代。本当に大切ですね。

そういえば、研修医に手渡される「研修医手帳」、今年は別冊が新しく付きました。単純に例年より指導内容が増えたことの反映なのですが、新人ならずとも我々社会人、年々覚えるべきこと、気をつけるべきことが増えていっている、そんな気がします(少なくとも減ることはなさそう…)。

そして午後は、本学医学部の臨床技術トレーニングセンターにおいて「基本手技実習」が行われました。一昨年までは、宮崎県内の基幹型臨床研修病院の新研修医全員が一堂に会して行われていた当実習ですが、昨年より規模縮小を余儀なくされました。昨年はCOVID-19対策もまだ手探りのこともあり、動画視聴と摸擬演習のみでしたが、今年は感染対策を充分に行い、時間短縮、一部規模縮小の形でリアル実習を開催しました。

医科・歯科合計37名の新研修医を5つのグループに分け、『①静脈採血』、『②静脈路確保』、『③ルート作成・アンプルカット』、『④動脈採血』、『⑤筋注・皮下注』という5つのブースを廻ります。それぞれのブースでそれぞれのスキルを習得していくわけですが、新研修医の皆さんは学生実習時以来久々となる手技実習に少々どぎまぎしながら、それぞれの課題に取り組んでいました。また、彼ら新研修医を指導する2年次研修医も、ちょうど1年前には今の新研修医と同じ立場であったことなど微塵も感じさせない堂々とした指導を行っており、私ども教員も「成長したな〜」と目を細めずにはいられませんでした。習熟度アップに最も効果的なのは他者にそれを教えることと言われますが、今回の実習は2年次研修医の皆さんにも有意義な機会となったのではないかと思います。

来週のオリエンテーションも引き続き頑張りましょう!
今回ご協力頂いた皆様には心よりお礼申し上げます。

(文責) 宮内 俊一

センターひろば

卒後臨床研修センター通信vol.44

2023年11月発行!大学病院ならではの研修医体験記、研修医の学会受賞など、卒後臨床の今をお伝えします!

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