宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2021年01月05日更新

【コラム】「2021年!」

「ご挨拶」とか「年頭所感」とか、かしこまる気はさらさらありません。とにもかくにも2020年が終わりました。当たり前ですが、2021年です。2000年問題(古い?)で騒がれた年越しから21年が経ち、21世紀になって20年です(細かい…)。1976年生まれの小生が思い描いた未来予想図の一部は達成されていますし、まだまだな分野も数多くあることと思います。

さて、この度の年越しは例年になく“おとなしい”ものでした。県外出身ですが、実家に帰ることは諦めました。小生これでも医師の端くれ、個人的には感染対策は万全と思っていますが、周りの人全員が「完璧!」というわけでは必ずしもない。また、宮崎に戻ってきてからの方がいろいろと面倒そうということで、初詣も控えてひたすらステイホームでした。ジョギングくらいはしたかな?さすがに食べる量が増えたので(^^;)

研修医の先生方の“冬休み”はいかがだったでしょうか?特に県外出身者の先生方、とりわけ1年目研修医の皆さんが有意義に過ごせたか、気にしています。2020年度に新社会人になった皆さんは、GWも、夏休みも、大半の方々が帰省せずに/できずに宮崎に留まったと聞きます。小生が研修医の時は、お盆と正月に帰っては親戚と語らい、たまたま一家で初めての医師だったこともあり、少々鼻高々の気分だったのを覚えています。そんな気分も味わえず、宮崎県内、ともすると自宅と職場の往復の毎日だったのではなかったかと、危惧しております。
かと言って、「気分転換に遊びにいこー!飲みに行こう!」もできない…。まったくもどかしいですね。

さて、2021年はどうなるのか…。オリンピックはあるのかないのか。7月8月の祝日はしっかり移動になりましたね。個人的には、西医体があるのかないのかが気になっています。クリクラの日程にも直結しますし、何よりも医学生の気持ちのハリにも直結します。どうか、何かしらの形で部活動生の頑張りに応えるような運営で、大会を開いて欲しいものです。

“ニューノーマル”というものを最も感じるのは、何と言ってもリモートワークです。もう、あらゆる学会、研究会、講演会など、ネット配信なしの時代には戻れないのではないでしょうか?仮に騒動が収まっても、「リアルな集まりのみ!Live配信なし!」などとはならず、必ず「ハイブリッド開催」少なくとも「後日動画を(期間限定で)公開!」となるでしょうね。寂しいのは、学会で各地に“遠征”する機会が激減する/したいうこと。リアルに人と会う楽しみが削がれ、10分前まで病棟で仕事して机に座ってパソコン開けば学会会場!というのは“お手軽さ”は最高ですが、それと背中合わせの“ポツン”感は半端ない…。これは何とかならないもんですかねぇ。とここで言っても始まらない!とにもかくにも、小生もリモートワークの装備、設備を昨年来ちょっとずつ進めてまいりました。「昔が良かった〜」と言っていても前には進みません。個人的には小生M◯cユーザーなので、ハードやソフトがどんどん更新され、余計なものがそぎ落とされ、古いデバイスはどんどん使えなくなり、その波に乗って無理矢理にでも自分の環境をアップデート(いろんなデバイスを新規購入)してきたので、そんな潮流には慣れてはいます(^^;)
ちょうど『働き方改革』ともうまい具合に融合して、この流れは逆戻りはしないでしょうから、こちらから時代に合わせていくしかないですね。

さあ、2021年も頑張って行きましょう!がんばれ受験生!負けるな医学生!頑張ろう研修医!!!

追伸;「コロナ禍」「このご時世」という言葉はもう飽き飽きなので、いっさい使わずに書きました(^o^)

(文責)宮内俊一

センターひろば

卒後臨床研修センター通信vol.44

2023年11月発行!大学病院ならではの研修医体験記、研修医の学会受賞など、卒後臨床の今をお伝えします!

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