宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2021年08月06日更新

「研修医」と「医師」

気づけば暑い夏の真っただ中になっていました。帰ってきてテレビをつけるとオリンピック競技が何かしら放送されていて、つい見入ってしまう今日この頃です。

私は4-6月に県立宮崎病院の救急科を周り、7月からは大学病院の内科で研修をさせていただいています。県宮救急では「動いて覚える」ことが多く、忙しい毎日でしたが、同期や先輩方に恵まれ、指導医の先生の愛あるご指導の下、充実した日々を過ごさせていただきました。大学に戻ってからは、内科ということでカンファの準備やサマリ作成など内容も変わり、ようやく慣れてきたところです。大学では専門的な分野も多いですが、分からないことがあれば丁寧に教えてくださり、考えることの大切さを感じています。環境が変わるときは大変ですが、違う環境で研修すると感じることや気づくこともあり、本当に良かったなと改めて思います。つながりができることも大きかったです。

 

研修医になって感じることは、「研修医」と「医師」との大きな違いです。特に、大学では様々な年数の先生と接する機会が多く、将来自分はこの立場(年数)でこんなことができているのかな、責任をもって判断できるかなと、現時点では何もできていない自分との差に怖くなることがあります。カルテでも役職の表示が別になっているので、どこかほっとする自分がいます。まだ将来の診療科も決まっていない状態ですが、10年目まで(カルテ的には3年目からですが…)には「医師」と胸を張っていえるような自分になれるよう、様々な先生から多くのことを学び、少しずつでも着実に成長していけたらと思います。

一人暮らしも新たに始まり慣れない日々ですが、今までできなかったことができるようになると少しは成長できたかなと、達成感があり嬉しく思います。私にとっては日々の炊事や洗濯、掃除、ゴミ出しとかです(笑)そんな小さなことも大切に日々を過ごしていきたいです。

(1年次研修医:Y.T)

センターひろば

卒後臨床研修センター通信vol.44

2023年11月発行!大学病院ならではの研修医体験記、研修医の学会受賞など、卒後臨床の今をお伝えします!

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