宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2019年07月05日更新

宮崎県専門医プログラム合同説明会及び交流会


去る6月29日(土)に、シーガイア・コンベンションセンターにて「宮崎県専門医プログラム合同説明会及び交流会」が開催されました。宮崎県臨床研修・専門研修運営協議会、宮崎県地域医療支援機構、宮崎大学医学部(医療人育成支援センター/卒後臨床研修センター)の合同主催という、まさに『All Miyazaki』体制での企画です。約90名の研修医が出席し、各診療科(領域)からも約50名の指導医の方々の参加がありました。

前半の「説明会」は、1)専門研修制度・プログラムの概要説明、2)個別プログラム概要説明、3)各プログラムブースでの個別相談、の3部構成で行われました。

1)の概要説明では、医療人育成支援センター・小松副センター長(宮崎県臨床研修・専門研修運営協議会副議長・機構専任医師)より、新専門医制度発足の経緯と現状について、そして宮崎県における現状についてはリアルなデータも開示しつつ、解説がありました。

2)の個別プログラム概要では、それぞれの基本領域専門プログラムの説明を、それぞれの担当者に順番に行っていただきました。宮崎大学(19領域)、県立宮崎病院(内科・小児科・精神科・整形外科・麻酔科・総合診療)、古賀総合病院(内科・総合診療)、宮崎生協病院(総合診療)の4施設にそれぞれのプログラムがあるわけですが、今年は施設ごとではなくプログラムごとのプレゼンテーションとなり、延べ26名の担当者が説明に立ちました(一部のプログラムはプレゼンテーションやブースの出展なし)。持ち時間2分という厳しい制限の中で、先生方がコンパクトに、時に動画を駆使して各領域プログラムのポイントを概説して下さったことで、宮崎県の専門医養成の全体像を把握することができました。

3)の各ブースでの個別相談では、研修医の皆さんがそれぞれのブースの指導医から熱心に詳細な話を聞いていました。今年は「地域枠・地域特別枠」というブースも出展して頂き、該当する研修医に情報提供を行っていました。

後半の「交流会」は、全出席者による立食パーティー形式で行われました。途中で宮崎大学の鍋倉弘樹先生(内科)、松本尊行先生(整形外科)、入佐浩史先生(小児科)にステージに上がって頂き、それぞれの進路決定の決め手や初期研修医へのメッセージなどをインタビュー形式で伺うというトークセッションもありました。皆さんそれぞれにご自分の“ストーリー”を楽しく率直に語って下さいました。研修医の皆さんにとっては、何か心に刺さる内容だったのではないかと思います。

今年の本会も、多くの研修医と多くの指導医、病院関係者、県の関係者が一同に集結し、宮崎における専門医養成についてその方向性や意気込みを共有できた有意義な会であったと思います。参加された研修医および指導医の方々、そして準備から当日運営まで本企画を支えて下さった、宮崎県(医療薬務課)、宮崎県医師会、宮崎大学医学部事務の皆様に心より感謝申し上げます。本企画が未来の専門医育成につながっていくことを祈念いたします。

 

(卒後臨床研修センター副センター長 宮内 俊一)

センターひろば

卒後臨床研修センター通信vol.44

2023年11月発行!大学病院ならではの研修医体験記、研修医の学会受賞など、卒後臨床の今をお伝えします!

バックナンバー»