宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2019年08月26日更新

研修医教育カリキュラム(呼吸器編)

ども。卒後臨床研修センターの鈴木です。
だいぶ遅れてしまったのですが、8/8(木)に開催された研修医レクチャー(呼吸器編)のreportです。
今回は呼吸器内科の松元先生に、胸部単純X線写真の読影についてレクチャーしていただきました。ていうか、松元先生って本当に優しいよなぁ。そしてレクチャーはちょっと熱血というか情熱を感じさせるものでした。科長自らご指導いただき、本当にありがとうございました。

胸部単純X線写真って基本中の基本だけども、きっちり読めているか自信はありますか?
司会進行役として後ろに立って聞いていましたが、いやはや、めっちゃ勉強になりました。消化器でやっている人間なので、専門の先生方はそういう所に目をつけているのか!と目からウロコでした。

2週間近く経ってしまった今でも覚えているポイントは、
・読影する順番(ルーチン)を持つこと。
・その際、肺野だけではなく、軟部組織や縦隔にも注意を払うこと。
・シルエットサイン(横隔膜や心陰影との)も注意を払う。
(シルエットサイン覚えていますよね!?)
・胸部単純X線写真は基本、立位PA撮影で!(松元先生が強調されていました)
てな感じです。
あとは、はじめて聞いたwordとして「奇静脈食道陥凹(だったかな?)」。恥ずかしながら、初耳。正直、自分できっちり同定できる自信はないけど、その目で見てみるってのも大事、なはず(松元先生もおっしゃっていた!)。

専門に進んだ今だからこそ、「へぇ~」って思うことが多いのかもしれませんが、こういったレクチャーには、素晴らしいエッセンスがいっぱいあるように思います。研修医の皆さんの進路選択にも自らの知識の幅を広げるにも、いい機会になるかと思います。僕もまた参加しよっと。

卒後臨床研修センター 鈴木 翔

センターひろば

卒後臨床研修センター通信vol.44

2023年11月発行!大学病院ならではの研修医体験記、研修医の学会受賞など、卒後臨床の今をお伝えします!

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