宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2017年06月14日更新

最近の宮崎大学病院小児科の研修事情

こんにちは。
最近の大学病院での研修事情についてお話ししたいと思います。
現在、小児科をローテートしてくれています石崎先生と乳児心カテや乳児重症疾患児を福岡までヘリ搬送した時の写真です。
いつもにこやかに研修している姿に癒されています。

近藤ブログ1

卒後臨床研修医の先生方が小児科ローテーションに求めるのはcommon diseaseに多く触れることではないでしょうか?
もしくは息抜きと病院見学も兼ねて市中病院で研修することでしょうか?
大学病院小児科で学べるものは希少疾患、難治例、小児特有性などが真っ先に思い描がかれ、研修医が得られるものが少なく、不向きと思われがちです。
そのような側面があることは事実ですが、個人的な大学病院小児科での研修する意義は十分に時間をかけて説明することの大切さを学ぶことと思っています。
私も駆け出し小児科医の頃はなぜ小児科はここまで時間をかけて説明するのか理解できずにいました。手技獲得、高度な検査、最新の治療ばかりに目が向いていたからこそ、そのように思っていたと回想しております。しかし、医療的問題を解決するにあたり、どうしても患者の理解や協力がないと医療者の頑張りだけでは解決できないことを経験するとおのずと説明に力が入るようになります。このことは全診療科に当てはまることですが、小児科はその重要性がことさら際立っています。
病に苦しみながらも健気に笑顔を振りまいてくれるこども達、それを必死で支える家族、大学小児科スタッフ一同、先生方が宮崎大学病院小児科で研修してくれることを心よりお待ちしております。

(近藤)

近藤ブログ2

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