宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2016年10月11日更新

初めまして

 初めまして。今年度より卒後研修センタースタッフに加わりました森 浩貴と申します。平成19年度宮崎大学入学で現在卒後4年目です。昨年度に外科学講座へ入局し、呼吸器・乳腺外科(6カ月)、心臓血管外科(6カ月)のローテートを経て現在消化管・内分泌・小児外科で修練中の身であります。

 ブログの内容を何にしようか相当悩みましたが、外科に入局したきっかけ(?)のようなことを書こうと思います。学生の頃に外科(当時は1外科・2外科)を実習でローテートさせていただいたときは、手術時間が長く、立っているのも大変で当時の僕からすると何をしているかわからない(解剖がわかっていなかったり、単に自分がバカだったということも影響しています笑)というようにとにかくマイナスイメージを抱いていたような記憶があります。学生・研修医のなかにもそういうイメージの方がいらっしゃるかもしれません。ただ僕が外科に入局しようとする経緯の中で学生時代の一番最初のきっかけとしては、現在市郡医師会病院心臓血管外科の西村先生に旧2外科実習中『ARMS』という漫画を全巻借りた記憶です。(外科とは関係ありません。あとこのブログをもし見かけられた教員の方、実習中に読んでいたわけではありませんので、温かい目でお願いします。) 僕の学生時代の外科に対しての強烈な思い出です。「西:漫画読む?」「森:最近あまり・・」「西:ARMSって知ってる?」「森:知らないです」「西:貸してやるから読んでん!チョーおもしろいから。主人公がね、ジャバウォックっていう・・・・etc」後日医局にそっと置かれていた重たい紙袋を持って帰ったことを思い出します。心臓分野で第一線で執刀されている先生がとてもフランクにそのようなことされたことに単純に「外科の先生ってチョーかっこいいな」と印象を受けました。その後県立日南病院初期研修中にいろいろな出会いと経験をさせていただき、自分にとっての医師としての武器(専門)として外科を選択し今に至ります。現在消化管・内分泌・小児外科で修練中で、自分の力不足さにへこんだりすることもありますが、外科医として未熟な僕にオペレーターの機会を与えていただけていることや、僕に指導してくださる上司の先生方やスタッフの方にとても恵まれており、ここ最近さらに外科へ入局してよかったと心から実感しています。学生の方も研修医の方もこれからいろいろな出会いがあると思います。一つ一つの出会いを大切にして、自分のきっかけを見つけてください。

 ちなみに西村先生からは『NARUTO』もおすすめされ、1~10巻まで最初借りましたが、その後早く読みたい衝動にかられ全巻大人買いしました。ぼくらの環境でいうと火影=教授になるのかな?
                                              (森)

センターひろば

卒後臨床研修センター通信vol.44

2023年11月発行!大学病院ならではの研修医体験記、研修医の学会受賞など、卒後臨床の今をお伝えします!

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