宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2019年04月02日更新

宮崎県研修医合同基本手技実習!!!

新研修医オリエンテーションの2日目。
午前中は医薬品の取り扱い、医療機器操作、医療安全管理、電子カルテ操作、個人情報保護法について、他の医療職採用者との合同講義が続きました。そして午後は、宮崎県内の基幹型臨床研修病院の新研修医全員(医科57名+歯科5名=計62名!)が一堂に会し、本学医学部の臨床技術トレーニングセンターにおいて「宮崎県研修医合同基本手技実習」が行われました。

この「基本手技実習」では、医療の現場ですぐに必要とされる基本手技について、実際の患者に実施する前に、シミュレーション訓練を通じて安全な実施手順や標準的方法を確認することを目的としています。そして県内の新研修医が全員集合して実習を受けることで、研修施設を超えた「横の連帯感」を醸成するという狙いもあります。またその指導を担うのは本院卒後臨床研修センター&医療人育成支援センター教員+本院2年次研修医の総勢約20名で、指導医監督のもと先輩研修医が後輩研修医に指導を行うという「縦のつながり」の構築も重視しています。

62名の新研修医は8つのグループに分かれて、『①縫合』、『②静脈採血+動脈採血』、『③十二誘導心電図装着+経鼻胃管挿入』、『④胸腔穿刺+筋注・皮下注』という4つのブースを廻ります。それぞれのブースでそれぞれのスキルを習得していくわけですが、新研修医の皆さんは学生実習時以来久々となる手技実習に少々どぎまぎしながら、それぞれの課題に取り組んでいました。また、彼ら新研修医を指導する2年次研修医も、ちょうど1年前には今の新研修医と同じ立場であったことなど微塵も感じさせない堂々とした指導を行っており、私ども教員も「成長したな〜」と目を細めずにはいられませんでした。習熟度アップに最も効果的なのは他者にそれを教えることと言われますが、今回の実習は2年次研修医の皆さんにも有意義な機会となったのではないかと思います。

全行程の終了時には、新人研修医、2年次研修医、指導医の約90名で記念撮影も行いました。参加者全員の笑顔が実習の成功を表してくれていると思います。明日からのオリエンテーションも引き続き頑張りましょう!今回ご協力頂いた皆様には心よりお礼申し上げます。

(卒後臨床研修センター 副センター長 宮内 俊一)

 

 

 

 

 

(卒後臨床研修センター 副センター長 宮内 俊一)

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卒後臨床研修センター通信vol.44

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